まな板は、料理をする時には、
ほぼ必ず使うものと言っていいでしょう。
そのまな板、自分や家族の健康を守るためには、
いつも清潔である必要があります。
適切な方法でまな板を消毒しないと、
まな板が雑菌の温床となってしまいます。
まな板を消毒する方法は、
アルコールや塩素系漂白剤など色々あります。
また、まな板の材質(木製、プラスチックなど)によっても、
消毒方法は変わってきます。
まな板の消毒について考えます。
まな板に雑菌が繁殖する原因は?
いつもきちんとまな板を洗い消毒しているのであれば安心ですが、
次のようなやり方をしていると、
あなたのまな板は雑菌だらけかもしれません。
肉や魚を切ったあとで熱湯をかけるのはNG
肉や魚を切ったあと、
洗剤で洗う前に熱湯で洗っていることはありませんか?
熱湯をかければ肉などの菌がなくなるだろうと、
思うのかもしれません。
ですが肉や魚のタンパク質は、
60度以上のお湯をかけると、
むしろタンパク質が固まってしまいます。
そのタンパク質がまな板のキズに入りこんで、
かえって菌が繁殖することになってしまうのです。
熱湯をかけるなら、
その前に洗剤でよく洗う必要があります。
洗剤を使わずざっと水洗いしてはいけない
パンを切るのにちょっとまな板を使っただけとか、
そんな時に水だけでザっと洗う、
ということはありませんか?
これが意外にも雑菌の繁殖になってしまうのです。
濡れたふきんで拭いてはいけない
まな板を洗い、濡れたふきんで拭いてから
他の食材を切ったりすることはありますか?
濡れたふきんには雑菌がひそんでいます。
せっかくまな板を洗ったのに、
その後ふきんで雑菌をくっつけてしまう
という事になりかねません。
洗ったまな板はキッチンペーパーで拭く、
というのが原則です。
洗剤で洗うだけはNG
まな板を洗剤で洗うのはいいのですが、
ほとんど消毒や除菌をしたことがないなら、
ちょっと問題です。
まな板は洗うだけでなく、
定期的に消毒や除菌をすることが必要です。
理想は毎日消毒することですが、
大変ならせめて1週間に1回は消毒しましょう。
まな板の適切な消毒の方法とは?
まな板はプラスチック製のものと木製のものでは、
消毒の仕方が変わりますので、注意しましょう。
プラスチック製のまな板の場合
まずまな板をスポンジを使って、
食器用洗剤と水で洗います。
その後水でよく洗い流します。
水洗いした後は、
キッチンペーパーで水分をよく拭きとります。
まな板にアルコールスプレーか、
塩素系漂白剤のスプレーをまんべんなく吹きかけます。
アルコールスプレーの場合
アルコールスプレーの場合は水洗いは必要ありません。
キッチン用アルコールは、
口に入れても害のないアルコールで作られているので、
そのまま乾燥させればOKです。
アルコールスプレーは手間がいらないので、
まな板を洗った後(よく拭いてから)には
必ずスプレーする習慣を作るといいかもしれません。
塩素系漂白剤
まな板がかなり汚れていたり
黄ばんでいたりする時にはとても役に立ちます。
スプレーする前に
まな板にキッチンペーパーを敷いてからスプレーします。
そうすると消毒の液がよく浸透してくれるのです。
その後10分ほど放置します。
放置後はキッチンペーパーをはがし、
水でしっかり洗い流しましょう。
その後は風通しの良いところで、自然乾燥させます。
木製のまな板の場合
木製のまな板には漂白剤を使うことは出来ません。
木製だと漂白剤が中まで浸透してしまい、
変色の原因となってしまうからです。
木製のまな板は漂白剤のスプレーは使わず、
アルコールスプレーで消毒しましょう。
洗う手順は上記のプレスチックのまな板と同じですが、
洗う時にはスポンジだけでなく
タワシも併用するといいでしょう。
洗い終わったら、
キッチンペーパーでしっかり水分を取ります。
その後まな板にアルコールスプレーを
まんべんなく吹きかけ、あとは自然乾燥させます。
木製のまな板が黒ずんでくる原因は、カビです。
そのカビを繁殖させないためにも、アルコールは有効です。
まな板を使った後は
必ずアルコールで消毒することをおすすめします。
まな板の消毒にアルコール【まとめ】
まな板は料理する時にはほぼ必ず使うものです。
色々な食材をまな板で切りますから、
洗剤で洗っただけでは雑菌が残ってしまいます。
定期的にアルコールや塩素系漂白剤で、消毒しましょう。
ですが、木製のまな板には塩素系漂白剤は使えないので、
アルコール消毒が適しています。