必ず普通の精米を買うという人、
無洗米の方が絶対にいいという人、
あるいはどちらも買ったりするという人、
色々だと思います。
とは言え、普通の精米の方が
無洗米より根強い人気があるのは確かなようです。
そもそもお米をとぐこと自体、
面倒だと思わないと言う人も多いかもしれませんね。
でも無洗米を買う人の一番の理由は、
お米をとがなくていいので楽、
という点かもしれません。
ですが無洗米って、
とがなくていいという便利さだけでなく、
色々なメリットがあるのです。
無洗米のおすすめな点のご紹介です。
無洗米とはどういうお米なの？
まず、普通の精米というのはどういうお米なのでしょうか。
それは、お米から胚芽やヌカを取り除いたものです。
ですが、お米にはまだ粘着性の「肌ヌカ」が付いているので、
水でといで、その肌ヌカを取り除く必要があります。
ですからお米を水でとぐと白っぽいとぎ汁になりますよね。
無洗米は、精米する時にその「肌ヌカ」もきれいに取り除いているので、
水でとぐ必要がないのです。
自宅でお米をとぐと、
人によってはとぎ過ぎになって
お米が欠けたりすることもありますが、
無洗米はそういう心配はありません。
とぎ過ぎるということがないので、
お米の旨味が流れ出てしまうのを防ぐことも出来ます。
また、無洗米は環境にやさしいと言われています。
水でとぐ必要がないので、
ヌカや窒素などを含んだとぎ汁を
下水道に流さなくてすむからなのです。
無洗米っておいしい？栄養価は？
結論から言うと、
無洗米と普通の精米のおいしさは同じ、と言えます。
どちらがおいしいかの実験をした時にも、
結果は同じになりました。
でも無洗米はまずい、
と勘違いしている人が多いのはなぜでしょうか。
それはいくつか理由があるかもしれません。
水加減を間違っている
無洗米はほんの少しだけ水を多くして炊く必要があります。
炊飯器によっては、無洗米用の目盛りが付いていますから、
それに従って炊きましょう。
粗悪な無洗米を買っていた
値段が安いからと、
粗悪な無洗米を買ってしまうとまずいと感じるでしょう。
きちんと肌ヌカが取れていなかったりして、
ヌカくさいと思うかもしれません。
無洗米もこしひかり等のブランド米が出ていますので、
そういったものを購入すればおいしいと感じるはずです。
無洗米の栄養価はどうなんでしょうか。
無洗米と普通の精米は、
- タンパク質
- 脂質
- 炭水化物
の点では栄養価は変わりません。
ですが、無洗米は水でとぐ必要がないので、
ビタミンB1やナイアシンは流れ出ない分、
普通の精米より多いのです。
無洗米は値段が高い？
確かに同じブランドの無洗米と普通の精米では、
少し無洗米の方が高いかもしれません。
ですが無洗米は肌ヌカを取り除いているので、
その分、同じ5キロのものでも、
無洗米の方が量が多くなります。
それを考えると無洗米も普通の精米も、
値段にそれほど変わりはないと言えるかもしれません。
また、近ごろ普通の精米では、
高級ブランド米が出回っていて、
そういった値段と比べたら
無洗米はむしろ安いという感じさえあります。
それに普通の精米は水でとがなければならないので、
その分水道代がかかります。
ですが無洗米は水でとぐ必要がないので、
水道代の節約につながります。
以上の観点から考えると、
無洗米は高い、とは一概に言えないかもしれません。
無洗米は保存がきく？
無洗米は肌ヌカを取り除いたものですが、
この肌ヌカは酸化の原因にもなるものです。
完全に肌ヌカを取り除いてある無洗米は、
普通の精米よりおいしさが長持ちすると言えます。
もしお米を長く保存する必要がある場合は、
普通の精米より無洗米を購入した方がいいでしょう。
無洗米と普通米どっちがいいの【まとめ】
無洗米はとぐ必要がないので、楽で便利なお米と言えます。
ですが無洗米はまずいとか、
栄養価が低いのではないかと、
勘違いしている人もいるようです。
ですが無洗米はおいしさの点でも普通の精米と同じですし、
栄養価はむしろ無洗米の方が若干多いくらいです。
無洗米は肌ヌカを取り除いてあるので酸化しにくい
という利点もあり、おいしさが長持ちします。
