日日是好日~快適生活

役に立つ生活豆知識、ライフハックなどを紹介するブログ

サイト内にPRが含まれています

老犬の安楽死のタイミング!いつが適切か獣医と相談するのがベスト

とても重いテーマとなりますが、
この記事にたどり着いたあなたは、
獣医さんに愛犬の安楽死をすすめられたけどどうしよう?

愛犬が病気をして辛そうで安楽死をさせたい、
と考えている人だと思います。

私の飼っていた犬も獣医さんから安楽死をすすめられた犬でした。

そのときは安楽死の知識もなくて、急に言われたので
びっくりしたしショックだったことを覚えています。

その体験も後から話します。

安楽死させるときは、
獣医さんとあなたが話し合い、
お互いに納得してOKを出すことが必要です。

じゃあどんなタイミングで老犬の安楽死が考えられるのか?
をこれから見てみます。

安楽死ってどういうときにでる話なの?

f:id:tommy22:20220210063346j:plain

安楽死は獣医さんからすすめられるときと、
飼い主であるあなたが選択をするときの2パターンがあります。

どんなときに安楽死って選択が出てくるの?

日本獣医師会の小動物医療の指針を簡単に見てみます。

  1. 治療の見込みがない、しかも苦痛を伴っている
  2. 重度の運動障害、機能障害に陥っている等、
    安楽死させることが動物福祉上適当であるとみなされる場合
  3. その他の理由で安楽死を余儀なくされる場合

具体的にどんな状態かわからない…
そこで、日本獣医師会の人に質問してみました。

例えば、1,2の状態は次にような場合です。

  • ずっと発作が起きている
  • 脳に腫瘍があるような状態でずっと吠えている
  • 犬も意識がないため呼びかけに反応しない
  • 飼い主が老犬介護に疲弊している

3は、犬も年を取るにつれて色んな病気にかかっていきますよね。

  • 飼い主が治療代が高すぎて負担しきれない

「そんな理由が考慮されて
安楽死の選択を許すときもあるようで
当てはまるかもしれない」

と答えてくれました。

「でも、
飼う以上は飼い主であるあなたのお金の問題で
安楽死の選択をしてほしくない。」

「安楽死は飼っている動物の苦しみを
和らげる最終手段として考えてほしい。」

と言っていました。


上の状態にあてはまるとき、
獣医さんと飼い主であるあなたが話し合って、
あなたの意志、決定によって安楽死は許されます。

安楽死はあくまでも最終的な選択肢です。

なんで最終的な選択肢なの?

それは動物愛護法で

「できる限りその動物が命を終えるまでは適切に飼育すること」

と決まっていて、簡単に殺してはいけませんよと決まっているからです。

どんな病気だとできる、できないって決まりはあるの?

f:id:tommy22:20220210063402j:plain

○○という具体的な病気にかかったときに
安楽死のタイミングを考えたほうがいい
とかって決まりがあるのか?

日本獣医師会の人の答えをもとに見ていきますね。

  • この病気になったから安楽死のタイミングを
    考えたほうがいいなどのはっきりとした決まりはない。
  • 獣医さんの考えに任せている。
  • 安楽死は獣医さんの判断で
    回復の見込みはないと判断されたときに考える可能性がある。

という答えでした。

どうして獣医さんの考えに任せるの?

動物の安楽死に対する細かい法律や規則、
ガイドラインがないからです。

なので、愛犬の状態を見て、
獣医さんからすすめられるときもあるし、
あなたが自分から提案するというときもでてくるわけです。

安楽死は獣医さんの考えに任されているので
安楽死自体を行っていない病院もあります。

もし、あなたから安楽死をさせたいと相談するときは、
獣医さんに安楽死をさせることができるのか確認してみてください。

私の体験から伝えたいこと

f:id:tommy22:20220208064143j:plain

一番初めに書いたように私の飼っていた犬も
かつて獣医さんから安楽死をすすめられました。

腎不全、前立腺肥大になり、歩くのもやっとで
何日かに一度は痙攣を起こしていました。

また、自分でトイレに行けないため
排泄のときには私たちの手助けが必要でした。

何年間も毎週のように病院に通い、
痛み止めの注射を打ってもらっていて
治療費もかなりかかっていました。

人間の介護と同じような状態でつきっきりでした。

獣医さんからすると、
治る見込みもないし、
犬も飼い主も辛そう
という日本獣医師会の指針の考えから
安楽死を提案してきたんだと今なら思えます。

でもその当時はこのような指針があることすら知らなかったので
なんで先生はそんなことを言うんだろう?

まだ生きているのに、飼い主の勝手で死なせてしまっていいのか?

犬が苦痛から解放されるなら安楽死をさせたほうがいいのか?

色んなことを考えました。

私の場合は家族会議の結果、
安楽死はさせず、
最期まで介護するという選択肢を取りました。

しかし、友人の老犬は歩けない状態になって、
治る見込みがないと獣医から判断されました。

自分から安楽死を提案して、
獣医もOKを出したので
家族全員でその最後を看取ったと言っていました。

犬も辛そうだったので
後悔はしていないと友人は言っていました。

安楽死をさせる、させない。

どっちが正解、不正解はないと思います。

家族同然として生活をしてきたからこそ悩むし、
犬は言葉を話せないので本人の気持ちもわかりませんから。

老犬になって病気にならないとは限りません。

後悔しない選択ができるよう、
安楽死をどんなタイミングであなたが考えるのか、
どんなタイミングで獣医さんから言われるのか
というのを頭の片隅に置いておくことも大切だと思います。

今、安楽死の選択に迷っているようであれば、
納得するまで獣医さんや家族と話し合うことで、
少しでも不安要素を少なくできるのではないでしょうか。