ヘアドネーションしたいけどどんな髪でもいいの？年齢制限その他の条件はあるの？
この頃では、自分が長く伸ばした髪の毛を
ヘアドネーションするとか、したとかを
身近でもよく聞くようになりました。
ヘアドネーションというのは、
髪の毛の寄付のことです。
病気やケガなどで髪の毛を失った子供たちのために、
寄付された髪の毛を使って医療用ウィッグを作り、
それを無償で使ってもらう、という活動なのです。
女優さんやタレントさんなども
ヘアドネーションしていることが知られるようになっています。
でも髪の毛なら何でもいいのでしょうか。
大まかに言うと、長さは31cm以上あること、
完全に乾いた髪の毛であれば、
パーマやカラーリングをしている髪でも大丈夫なようです。
ヘアドネーションについて、詳しく解説します。
ヘアドネーションって、どのようなものなの？
小児がんや子供の脱毛症、ケガなどで、
髪の毛を失ってしまった子供たちに
医療用のウィッグを無償で提供する活動です。
アメリカから始まった活動ですが、
日本では2009年にＮPO法人がこの活動を始め、
現在では複数の法人が行っています。
寄付する髪の毛をいずれかの法人へ送ると、
集まった髪の毛はそこから髪の処理工場へ送られます。
そこでウィッグに適した髪へとトリートメント処理されます。
その後ウィッグとして作られ、
必要としている子供たちに届けられます。
1つのウィッグを作るのに、
約30人から50人分の寄付が必要になります。
最近では、有名人がヘアドネーションしていることで話題になり、
髪の毛の寄付もずいぶん増えているようです。
ヘアドネーション、寄付できる髪の毛はどのようなもの？
年齢制限はある？
髪を寄付すると考えると、
若い人限定の美しい健康的な髪でなければダメなんでしょう？
と思ってしまうかもしれません。
実は寄付する人の年齢は関係ないのです。
子供でも中年でもいいですし、
白髪がまじっていても大丈夫です。
要は、傷んだ髪でなければOKなのです。
傷んだ髪というのは、
引っ張るとすぐに切れてしまうような髪です。
ヘアカラーやパーマはしていてもいい？
真っ黒な髪でなければダメということはなく、
カラーリングしていてもパーマをしていても大丈夫です。
髪の長さは？
長さは31cm以上が必要です。
女の子用のロングウィッグには、
60cmくらいの長さの髪が必要になります。
ただ、なかなかそれくらいの長さを寄付する人が少ないようなので、
長く伸ばして寄付すると喜ばれるでしょう。
湿っぽい髪は絶対にNG！
注意しなければいけないのは、
湿っぽい髪は絶対にダメ、ということです。
完全に乾いた髪でないと、
後日カビが生えたり雑菌が繁殖してしまったりするからです。
シャンプーはカットする当日ではなく、
前日に済ませておく必要があります。
ヘアドネーション、髪はどこで切ればいい？
自分で切るのは難しいので、
美容院で切った方がいいでしょう。
ヘアドネーションに賛同している美容院は
ネットで探すことができます。
そういう美容院ならカットの仕方にも詳しいので、
安心して任せられるでしょう。
ですが普通の美容院でも
ヘアドネーションのためのカットの知識がある所なら、
ぜんぜん大丈夫です。
行きつけの美容院で聞いてみるのもいいかもしれません。
髪をいくつもの小さい束にしてゴムで結び、
その結んだ所の1cm上をカットします。
カットしてもらったの髪の束は自分で持ち帰って、
自分の決めたヘアドネーションの法人（ネットで検索）へ送る、
ということになります。
送るには、ビニール袋に入れてレターパックで送れば問題ありません。
ヘアドネーションの年齢ほか条件【まとめ】
ヘアドネーションとは、小児がんなどで髪を失った子供たちのために、
医療用ウィッグを作るための髪の毛を寄付することです。
髪の長さは31cm以上が必要です。
寄付する人の年齢は問いません。
たとえ白髪がまじっていても大丈夫です。
カラーリングやパーマをしていてもOKですが、
かなり傷んでいる髪はNGです。
また、湿っぽい髪の毛だと、
後でカビや雑菌が繁殖するかもしれないので、
完全に乾いた髪を送る必要があります。
ヘアドネーションするための髪は、
それに適したカット方法で行う必要があります。
行きつけの美容院で聞いてみるのもいいでしょう。
