犬は散歩が大好きですが、
それなのに、途中で歩かなくなってしまうことがあります。
リードを引っ張っても、
頑として動かないということもありますね。
犬の性格にもよりますが、
臆病な犬や警戒心の強い犬は、
散歩自体を嫌がることもあります。
犬が散歩の途中で歩かなくなってしまう理由は、
色々考えられます。
足にケガをしているとか、
以前散歩コースで怖い思いをしたとか、
工事中なのでかなりの騒音がする等々、様々です。
では、歩かなくなった愛犬、
抱っこしてもいいのでしょうか。
犬の散歩について考えます。
愛犬が散歩の途中で歩かなくなる理由とは?
大きな音
犬は騒音のような大きな音が嫌いです。
工事をしている近くを歩こうとする時に、
急に歩かなくなったり、
逆方向へ行こうとしてリードを引っ張ったりします。
また、いつも静かな住宅街を歩いているのに、
人が沢山歩いている繁華街のような場所を歩こうとすると、
ザワザワした音が怖く感じて歩かなくなります。
犬の散歩では、
うるさい場所へは行かない方が無難です。
以前いやなことがあった道
犬は怖い犬にほえられたとか、
何か怖い思いをした場所を覚えているので、
そのコースを行こうとすると
動かなくなることがあります。
飼い主さん自身も、
犬が怖い思いをした場所を覚えていた方がいいですし、
そういう場所は避けましょう。
足が痛い
犬は裸足なので、
ガラスの破片を踏んでしまったりすることがあります。
いつものコースで歩き方がぎこちなくなったり、
立ち止まったりしたら、
ケガをしている可能性があります。
血が出ていたりと明らかにケガをしている場合は、
すぐに散歩を中止する必要があります。
ですがケガもしていないようなのに、
全く歩けない感じなら、
脱臼しているとか靭帯(じんたい)を
切っているとかの場合もあります。
夏の場合は注意する点として、
熱くなったアスファルトで
やけどをしていることもあります。
炎天下でのアスファルト上の散歩は、
絶対にやめましょう。
疲れ
老犬や体力のない犬など、
歩いているうちに疲れてしまうことがあります。
息もハーハーと荒くなり、
疲れた感が出て歩かなくなることがあります。
そういう時は、すぐに休憩しましょう。
しばらく休憩していると又歩きだしますが、
老犬の散歩は無理をさせない、
ということが大事です。
また、体のどこかが病気で調子が悪いとうこともあります。
もし犬が途中で立ち止まったり、
いつもは散歩好きな犬なのに、
散歩に行くこと自体嫌がるようなら、
健康に問題があることもあります。
気になるようなら動物病院で
診てもらった方がいいでしょう。
散歩中歩かない犬を抱っこしてもいいの?
犬が散歩の途中で歩かなくなった時、
足の痛みなどでない限り、
本来は抱っこしない方がいいとされています。
甘えん坊の犬なら、
散歩の途中に少し疲れただけで
すぐに抱っこを要求するようになるかもしれません。
愛犬が歩きたくないという感じを出せば、
ご主人はいつも抱っこしてくれると思うと、
歩くこと自体をいやがるようになることもあります。
(ほぼ小型犬の場合ですが)
ですが散歩で歩く事は犬の健康にもつながるので、
甘やかしたくても、
少し毅然として抱っこしないということも
大事かもしれません。
とは言え、犬の中には抱っこを拒否されたことで
心が傷ついてしまう犬もいます。
そのことが
散歩自体を嫌になってしまう原因
となる場合もあります。
ご主人に抱っこされて外を見ながら歩くのが好き、
という犬もいます。
歩きはしませんが犬にとっては気晴らしになるので、
そういう散歩もありかもしれません。
歩かない愛犬を抱っこしてもいい?【まとめ】
犬が散歩の途中で歩かなくなって困ることがあります。
足にケガをしていたり、
脱臼していたりしてそれが原因のこともあります。
老齢や病気のため、
歩き続けることが出来なくなることもあるでしょう。
また、騒音や以前怖い思いをした場所なども
行くことを嫌がります。
歩くことを嫌がるので、
ご主人がすぐに抱っこしてしまうと、
それがクセになってしまいます。
ケガや病気以外は、
本来は散歩中に抱っこはしない方がいいとされています。
ですが犬によっては抱っこを拒否したために、
心が傷つき散歩を嫌がるようになる場合もあります。
犬の性格をよく観察して、
抱っこの散歩もありだと考えてもいいかもしれません。