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落ちていたスズメを保護したらどうする?どこかに連絡しないといけないの?

スズメはとても身近にいる鳥で、
普段はあまり気にとめることはないかもしれません。

ですが道端にいるのを見たりすると、
丸々とした体で愛くるしい顔をしています。

水たまりで水浴びする姿も、とても可愛く感じます。

そのスズメが道に倒れて弱っている感じだったり、
ヒナが巣から落ちていたりした時、
助けてあげなくてはと思うのは自然なことかもしれません。

ですがスズメを保護することは、
極力やめる、というのが基本です。

なぜなら、まず一番に言えることは、
鳥獣保護法で禁止されているからです。

でも、このままにしていたら死んでしまう・・
と思うのも人情です。

ではどうしたらいいのでしょう?

弱っているスズメ、保護してはいけないのはなぜ?

鳥獣保護法第8条があるから

法律で野鳥を獲ってはいけないことになっていて、
弱っているスズメでも、
保護とは言わず捕獲する、ということになります。

許可なくスズメを捕獲した場合

「1年以下の懲役か100万円以下の罰金、
飼育した時は6ヶ月以下の懲役か50万以下の罰金」

になってしまうのです。

庭に来るスズメにエサをあげるくらいなら禁止されていません。

とは言え、沢山のスズメが来るようになると、
ご近所迷惑になるので、エサやりもやめておいた方が無難でしょう。

ヒナが落ちていた場合、近くに親鳥がいるから

ヒナの場合はあやまって巣から落ちた可能性が大きいです。

親鳥が様子を見に来るはずなので、
そのままそっとしておいた方がいいのです。

人間がヒナに触ったりしてしまうと人間の臭いがつくので、
親鳥はヒナを避けてしまうこともあります。

また、少し大きくなったヒナの場合は、
飛ぶ訓練をしていることもあります。

ただ脳震盪(のうしんとう)を起こしているだけかもしれないから

成長したスズメは、
意外にも、脳震盪を起こすことがまれではありません。

どこかにぶつかって気絶してしまい、じっと動かなくなります。

何時間かすると我に返り、また飛び立ったりするのです。

ですのでいかにも死にそうな感じはなく、
しかも両足がつっぱって伸びていなければ、
スズメは、脳震盪を起こしている可能性があります。

そっと草のかげとか、カラスにおそわれないような場所に、
移してあげて何時間か様子を見てみましょう。

また元気になり飛び立って行くかもしれません。

やむなく保護したスズメ、まずはどうしたらいい?

ケガをしていたり、
今にも死にそうなスズメを見て保護してしまうこともありますね。

そのまま動物病院へ連れて行けばいいのでは、
と思うかもしれませんが、
大体の動物病院は野生の鳥などは扱っていません。

事前に聞いてから行く方が無難です。

一番いいのは、各都道府県の野生鳥獣担当機関に連絡を取るということです。

ネットで検索すれば、自分の住んでいる場所なら、
どこに連絡すればいいのかすぐに調べることが出来ます。

そしてその担当機関で、保護したスズメをどうしたら良いのか指示をあおぐ、という流れになります。

その後、都道府県の知事の許可がもらえれば、
元気で飛び立つまで保護や飼育ができる場合もあります。

とは言え、いくら許可を取っても
スズメを自宅で保護し飼育するのは、
かなり大変です。

もし弱っているスズメなら、
エサやりも特別なエサを用意してあげなければなりません。

ヒナだったら、なおさらです。

砂浴びをさせる必要もあるので、砂場も必要です。

それなりの覚悟が必要になります。

担当機関で、野生の鳥を扱っている動物病院や
施設を教えてもらった方がいいかもしれません。

まとめ

道端にスズメが倒れていたり、
スズメのヒナが落ちていたりする場合
「保護してあげよう」と簡単に考えるのはよくありません。

野生のスズメを保護したり飼育することは、
鳥獣保護法で禁止されているからです。

どうしたらいいか、
各都道府県の担当機関に連絡をとる必要があります。

また、ヒナの場合は親鳥が見守っていることもありますので、
人間は手出ししない方がいいでしょう。

大人のスズメはただ脳震盪を起こしているだけかもしれないので、
何時間か見守ってみましょう。