最近何かと話題の「切り絵」。
紙を切り抜くだけで楽しめるお手軽なアートとして、
じわじわ人気を集めています。
今日は初心者の方でも楽しめる切り絵のやり方を
紹介していきたいと思います。
では早速切り絵を始めるにあたって必要な道具から
お伝えしていきますね。
切り絵に必要な道具とは?
切り絵を始めるにあたって最低限必要なのは次の5つです
お好きな図案
コピー用紙に印刷された「下絵」のことです。
自分で絵を書いて、切り絵用に仕上げるのはなかなか大変なので
「切り絵用の下絵」を利用するのが良いと思います。
本屋さんやネット通販でも購入することができますよ。
デザインナイフ
図案を切り抜いていくためのものです。
普通のカッターより細く、長い間使っていても疲れにくいものが多いです。
カッターマット
ナイフで作業する際、机を傷つけないように敷きましょう。
紙を固定し、スムーズに切れるように助ける働きもあります。
画用紙
図案の下に敷きます。
この画用紙が「切り絵」になります。
慣れるまでは切る部分、残す部分がわかりやすい「黒」がおすすめです。
台紙
完成した切り絵を貼るための厚紙です。
「厚み」があるものなら、白画用紙やスケッチブックで問題ないです。
セロハンテープ
図案と画用紙を貼り合わせるときに使います。
全部をひとつずつ用意するのは少し面倒かも…と感じた場合や
まずは少しだけ試してみたい場合には「初心者キット」がおすすめです。
図案、デザインナイフ、カッターマット
台紙、色紙、トレーシングペーパー、説明書
以上7点が入っています。
図案も3種類入っていますし、
ナイフやカッターマットも入っているので
すぐに始められるのが魅力的です。
では次に手順の紹介をしていきますね!
切り絵の基本の手順
切る前の準備、切る手順、切り終えた後の3つに分けて
手順を追っていきましょう。
工程は太字で示し、それぞれ注意点を書いています。
あわせて確認してくださいね。
切る前の準備
1.画用紙の上に図案を重ねて、カッターマットの上に置く
いちばん上に図案がきていることを確認し、
画用紙は図案より少し大きくなるようにしましょう。
2.図案と画用紙を4か所くらいセロハンテープで固定する
図案と画用紙を両方切っていくので、ズレないように固定します。
上下左右の角に4か所セロハンテープを貼れば十分だと思います。
よりしっかり固定したい場合は写真のように6か所貼ることを
おすすめします。
切る手順
1.画用紙の黒いところを残すように切っていく
図案の白い部分をくり抜いていくイメージです。
カッターは力を入れすぎないよう使いましょう。
奥から手前へカッターを「引く」とうまく切れますよ。
図案と画用紙、両方が切れているか確認しましょう。
2.図案の細かいところから切る
紙は切る面積が大きくなるほど弱っていきます。
そして紙が弱ると紙がちぎれやすくなります。
紙が強いうち(=切っている部分が少ないうち)に
細かいところは済ませてしましましょう。
3.切りやすいよう、紙を回転させていく
切り進めていくと、切りにくい箇所がでてきます。
そんなときは紙を回転させましょう。
回転させたとき、ナイフが向かう先に手を置かないよう
気をつけてくださいね。
4.図案の外側(=輪郭)を切る
内側を切って、紙が弱っています。
グチャッとなりやすいので慎重に切りましょう。
5.図案の枠の「内側」を切る
外側を切らないよう注意しましょう。
直線は定規を使うとキレイに仕上がりますよ。
※筆者はプラスチック製の定規をつかったところ
すべってしまい、少し枠がゆがんでしまいました。
ひょっとすると、重みがある「金属製の定規」だと
滑りにくくて作業がしやすいかもしれません。
切り終えた後
1.図案を画用紙から外す
図案の下の画用紙が「切り絵」です。
破れないよう、千切れないよう気をつけてくださいね。
2.台紙に移す
切り絵を台紙の上にのせます。
切り残しがないか確認しましょう。
3.のりづけ
切り絵の「裏」に、のりをつけます。
のりがつくと白くなってしまうので表側につかないよう
注意してくださいね。
4.台紙に貼る
台紙は厚いものを用意しましょう。
ペラペラの薄い紙だとシワになりやすいです。
のりが乾かないうちに手早く貼りましょう。
これで完成です!
切り絵の楽しみ方
切り絵ですが、色をつけて楽しむことも可能です。
色をつけたいときは「のりづけの前」に対応してくださいね。
同じ図案でも一気に雰囲気が変わりますよ。
色づけの手法としては…
白ではなく色つきの台紙を選ぶ、
切り絵の裏に色紙を貼る
などが有名です。
わたしは「色つきの台紙を選ぶ」方法で色をつけてみました。
黄色い台紙だと明るいイメージ
青い台紙だと落ち着いたイメージ
になりますね。
「色つきの台紙を選ぶ」は本当にお手軽で、おすすめですよ。
また、切り絵をステッカーにして
透明なスマホケースやファイルに貼ることもできます。
オリジナルアイテムが作れますね。
話題の切り絵アート
切り絵は自由度が高いアートです。
最近話題になっているものを少しだけ紹介しますね。
紙ではなく葉っぱで切り絵をする
葉っぱをくりぬいて模様を作るイメージです。
くりぬいた葉っぱを空にかざすと、紙では得られない
不思議な雰囲気を楽しめます。
人気キャラを図案にして切り絵にして楽しむ
思い入れのあるキャラクターを図案にすると、
完成したときの喜びもひとしおですね!
切り絵を平面ではなく立体で仕上げる
同じ切り絵をいくつも作り、重ねて貼り合わせることで
立体的な切り絵に仕上げることも可能です。
平面の切り絵に慣れてきたら挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
切り絵を始めてみよう
少しずつ作品が仕上がっていく喜びを与えてくれる切り絵。
そうしたものづくりの喜びはもちろんのこと、
画用紙をサクサク切る楽しい感覚が得られるので
ストレス解消にもぴったりですよ。
また、切り絵をしている間は集中できるので
もやもや気分にもさよならできるかもしれませんね。
新たな趣味として、あるいはおうち時間の充実に
切り絵を始めてみませんか?