ルバーブという食材を知っていますか?
シベリア南部が原産の野菜で、見た目がフキによく似ています。
日本で見かけることはまだ少ないですが、
ヨーロッパではとても一般的な野菜です。
日本ではジャムとして売られているのを見かけます。
野菜なのにジャムにするという意外な食べ方と、赤く美しい色合い。
そして栄養が豊富で健康や美容に効果的ということで、
最近注目されるようになってきました。
日本でも長野県や北海道などの寒冷地を中心に栽培されており、
旬の時期になると、産地の直売所やネット通販を中心に
購入することができます。
しかしまだあまり知られていない野菜のため、
- ルバーブはどうやって食べるのが美味しいの?
- ジャム以外には使えないの?
と疑問に思う人が多いようです。
ルバーブの使い方はジャムだけではありません。
おすすめの食べ方を紹介していきますね。
ルバーブのおすすめの食べ方
まずルバーブの特徴を説明します。
特徴は強い酸味です。
生で食べるととても酸っぱいため、
砂糖とあわせて調理したり、
水にさらして酸味を抑えて食べることが多いです。
焼き菓子の具材
焼き菓子に入れるのもおすすめです。
ケーキ、マフィン、パウンドケーキなどの生地に、
1cm角ほどに切ったルバーブを混ぜて焼きます。
甘い生地が、ルバーブの酸味で爽やかな風味になりますよ。
シロップ漬け
ルバーブの酸味が効いた、甘いシロップもおすすめです。
作り方を紹介しますね。
ルバーブと氷砂糖を1:0.8の割合で用意します。
ルバーブを水に30分ほどさらしてアクを抜き、
水気をよく拭き取ったら薄く切ります。
煮沸消毒した清潔なビンの中に、
ルバーブ→氷砂糖の順番で交互に入れて蓋をして数日置きます。
だんだんと氷砂糖が溶けていくので、
たまにビンを振って混ぜてあげましょう。
氷砂糖が全て溶けきったら完成です。
できあがったシロップは冷蔵庫で保管して、早めに食べてくださいね。
アイスやヨーグルトに直接かけて食べるのもよし。
ミネラルウォーターや炭酸で割って飲むのもよし。
食べる楽しみが広がりますね。
サラダ
ルバーブは生のままでも食べることができます。
そのままでは酸味が強いため、皮を剥いて薄く切り、
水に30分ほどさらしてアクを抜きます。
酸味が程よく抑えられて食べやすくなりますよ。
箸休めにもぴったりです。
ルバーブを使うときのポイントや注意点は?
まだあまり知られていないルバーブ。
使うときのポイントや気を付けることがあるので、
併せてお伝えしますね。
ルバーブを買うときは色に注目
ルバーブは品種によって色が違います。
赤、緑、その両方が混ざっているものもあります。
ルバーブジャムといえば赤いイメージがありますが、
これは赤い茎のルバーブを使って作っているからです。
緑色のルバーブを使うと、緑色のジャムができあがりますよ。
できあがったときに、イメージしていた色と違うと驚きますよね。
茎の色が料理にでるということを覚えておいて、
料理に合わせた色のルバーブを使うといいでしょう。
食べられるのは茎だけ
調理するときに気を付けなければならないのが、
食べられるのは茎の部分だけ、ということです。
葉の部分は有毒成分が含まれており食べられないので
注意してくださいね。
妊娠中・授乳中は食べない
ルバーブは、漢方薬で使われるヤクヨウダイオウ(薬用大黄)を、
西洋で食用として改良したものです。
漢方薬成分であるため、次のような禁忌があります。
ルバーブには子宮を収縮させる作用があります。
また、母乳にルバーブの成分が混ざると
赤ちゃんが下痢を起こすことがあります。
ルバーブは便秘解消に効果が期待できる食材です。
しかし妊娠中・授乳中の場合は悪影響を及ぼす可能性があるため、
食べない方がいいでしょう。
まとめ
ルバーブの調理法や、注意すべき点について紹介しました。
ジャムはもちろんのこと、
それ以外の料理でも楽しめるということが分かりましたね。
砂糖と一緒に調理して食べやすくするのもいいですが、
酸味をいかした料理にも挑戦していけるといいですね。
栄養が豊富で、健康や美容に効果が期待できるルバーブ。
ぜひ食事に取り入れてみてください。