大事なセーターを洗濯機で洗ってしまい、
縮んでしまってガッカリしたことはありますか？
やはりニット類は洗濯機ではだめなんだ・・
と思ってしまったかもしれません。
でも、洗濯機でもニットにふさわしい洗い方をすれば、
縮んでしまうことはありません。
ニットは洗濯機の手洗いコースを使い、
適切に洗えば縮むことはありません。
洗濯機でニットを洗う適切な方法についてご紹介します。
まずはニットの洗濯表示を確認する
セーターやカーディガンを洗う前に、
それに付いている洗濯表示を確認する必要があります。
洗濯表示は2016年から表示が変わりましたので、
今まで洗濯表示には無頓着だった方は、
今一度、表示（マーク）の意味するところを確認しておきましょう。
ニットを洗うにあたって、まず一番に見るべきところは、
手洗いできるかどうか、という点でしょう。
「手洗い出来ます」という表示は、
たらい（洗い桶）に手が入っている絵になっていますので分かりやすいと思います。
この表示がついていたら、手でていねいに洗えば大丈夫という事ですが、
洗濯機の手洗いコースで洗っても、もちろん大丈夫ということになります。
洗濯機の手洗いコースで洗う
一応、手洗いコースという名称を使いましたが、
洗濯機によってコース名は異なります。
- おしゃれ着コース
- ドライコース
- おうちクリーニング
などの名称があります。
つまりはウールのニット、シルクなどの
デリケートな素材のものを洗うコースということです。
標準コースに比べて洗濯槽の動きが少なくて、
水流も弱くなっているので、
デリケートなニットなどをやさしく洗ってくれるのです。
木綿やタオルなどを洗う時は、
標準コースでガシガシ洗ってしまうと思います。
ニットを同じように標準コースで洗ってしまったら、
当然縮んでしまいます。
ニットは必ず手洗いコース（おしゃれ着コース、ドライコース）で洗いましょう。
洗剤はどのように選ぶ？
ニットを洗う時には、おしゃれ着用洗剤を必ず選びましょう。
おしゃれ着用洗剤は洗剤の成分が衣服に浸透しやすいように作られています。
ですので、手洗いコースのような弱い水流でも、
洗剤がニットに浸透してしっかり汚れを落としてくれるのです。
洗濯機に入れる前にする事とは？
特に汚れている部分があるなら、
前もってその部分におしゃれ着用洗剤を直接つけて、
軽くおさえます。
洗濯ネットには必ず入れるようにしましょう。
セーターなどは裏返ししてからていねいに畳み、
ふさわしい大きさの洗濯ネットに入れます。
1つのネットに何枚も入れないで、
1つのネットに1つのセーターという風に入れましょう。
ニットはどのように干すといいの？
洗い上がったニットは、
どのように干すかというのも重要です。
ついやってしまいがちな間違いは、
普通にハンガーにかけて干してしまうことです。
洗い上がったニットは水分を沢山含んでいるので、
ハンガーにかけてしまうと伸びてしまい、かなり型崩れしてしまうのです。
理想的な干し方は、平干し用ネットを使うことです。
でも平干し用ネットがなかったら、
ニットを二つ折りにして物干し竿にかけます。
袖も垂れ下がらないように物干し竿にかけて干すといいでしょう。
直射日光に当てないで、日陰で干すことも大事です。
※乾燥機を使って乾かすことは絶対にしないようにしましょう。
乾燥機を使うと、ニットは縮みますし傷んでしまいます。
ニットが洗濯機で縮む【まとめ】
ニットを洗濯機で洗う場合、
たとえ洗濯ネットに入れたとしても、
標準コースで普通に洗ってしまったら縮んでしまいます。
ニットは手洗いコース（おしゃれ着コース、ドライコースなど）で、
おしゃれ着用洗剤を使って洗いましょう。
干す時は、普通にハンガーに干してしまうと伸びて、
型崩れしてしまいます。
理想的には、平干しネットを使って干すと安心です。
