- 美味しいかぼちゃの選び方が知りたい。
- カットしたかぼちゃの保存方法を知りたい。
- かぼちゃを甘くする裏技を教えて。
スーパーで売っているカットされたかぼちゃの選び方は、
そんなに難しくありません。
断面が見えるので、見た目で判断しやすいからです。
この記事は、美味しいかぼちゃの選び方や保存方法について
詳しく解説します。
この記事に書いてあることを実践するだけで、
外れのかぼちゃでも美味しく食べることができます。
結論から言えば、
かぼちゃは採れたてよりも、
熟成させた方が美味しいです。
熟したかぼちゃの選び方は、ズバリ果肉の色です。
鮮やかで濃い色合いのものほど、熟成が進んでいます。
この記事を参考にして、
つねに甘くてホクホクなかぼちゃを手に入れましょう。
- 美味しいかぼちゃの選び方【採れたてよりも完熟が狙い目】
- カットしたかぼちゃの保存方法【種とワタから傷み始めます】
- かぼちゃを甘くする裏技を公開【外れを選んだときはお試しあれ】
- 美味しいかぼちゃの選び方【まとめ】
美味しいかぼちゃの選び方【採れたてよりも完熟が狙い目】
カット済みでも丸ごと1個でも、
かぼちゃは新鮮なものより熟している方が美味しいです。
熟成の過程でデンプンが分解され、
糖分に変わるためです。
完熟したかぼちゃは、
甘くて濃厚な味わいになります。
選びやすさで言えば、
カットされているかぼちゃの方が選びやすいです。
見た目でだいたい判断できるからです。
切り口を見れば、熟成の度合いがわかります。
《カットされたかぼちゃの選び方》
皮ぎしまで黄色いもの
完熟したかぼちゃは、
皮と実の境目がわからないほど黄色くなっています。
皮ぎしが緑色のものは、
未熟で水分が多く甘味が足りません。
果肉の色が濃いもの
品種にもよりますが、
熟成が進んだかぼちゃの実は色鮮やかです。
濃い黄色やオレンジ色のものは、
完熟して糖度が高くなっています。
肉厚なもの
健康的に育ったかぼちゃは、
実がぎっしりと詰まっています。
種が太っているもの
熟成するほど、種もふくらみます。
種がペッタンコなかぼちゃは、
未熟なうちに収穫されてしまった証拠です。
種やワタが詰まっているもの
ワタの部分がスカスカで乾いているかぼちゃは、
完熟を通りこして食べ頃を過ぎています。
《かぼちゃ丸ごと1個の選び方》
- 皮にツヤがある。
- 皮が固い。
- 左右対称のきれいな球形をしている。
- ずっしりと重い。
- ヘタが太い。
- ヘタの切り口が乾いてコルクのようになっている。
美味しいかぼちゃは、
果肉の色で判断するとあまり外れません。
ぜひ、見やすいカット済みのものから選びましょう。
丸のかぼちゃは選び方が難しく、上級者向けです。
「産地や旬は気にしなくてもいいの?」
あまり気にする必要はありません。
かぼちゃは時期によって、採れる地域が変わるからです。
国産品が品薄になる頃には、輸入品が流通するので
1年を通して、食べ頃のかぼちゃが店頭に並びます。
- 10~12月:国産
- 12~2月:メキシコ産など
- 2~5月:ニュージーランド産など
- 5~6月:メキシコ産など
カットしたかぼちゃの保存方法【種とワタから傷み始めます】
買ってきたかぼちゃは、
すぐに種とワタを取り除きましょう。
腐敗の要因となる水分を多く含んでいるからです。
ちなみに丸ごと1個のかぼちゃは、
常温保存で大丈夫です。
直射日光をさけ、
風通しの良い涼しい場所で保存しましょう。
適性温度の目安は10℃前後です。
すぐに使わない分は、冷凍保存がおすすめです。
冷蔵保存だと、賞味期限は3~4日程度で、
決して長くはないからです。
《冷凍保存のやり方》
1.水気を拭き取る
水分が残っている部分から腐敗します。
特に果肉の部分は、濡らさないように注意しましょう。
2.用途別にカットしておく
角切りは小さめに、くし形なら薄めにカットすると、
火の通りが良くなります。
3. 1食分ずつ小分けにしてラップする
ラップとフリーザーバックの二重構造にすることで、
密閉性がかなり高くなります。
4.フリーザーバックに入れて密閉する
酸化による劣化防止のために、しっかりと空気を抜きましょう。
密閉性が低いと、他の食材のニオイが移ってしまいます。
5.必ず凍ったまま調理すること
解凍すると変色し、水分も抜けて食感が損なわれます。
「冷凍したら味が落ちるんじゃないの?」
冷凍前と比べれば、食感は落ちます。
どうしても水分が抜けてしまうからです。
食材が含む水分は、腐敗の要因であると同時に、
歯ごたえを生む要素でもあるのです。
かぼちゃを甘くする裏技を公開【外れを選んだときはお試しあれ】
選び方を間違えてしまったときの対処法を紹介します。
水気が多く甘味が足りないかぼちゃを、
甘くする裏技があります。
塩をふって20~30分放置
浸透圧で余分な水分を抜くためです。
旨みが濃縮し、味も染み込みやすくなります。
魚を熟成させるときに、よく使われる技法です。
塩ゆでにする
塩気が甘さを引き立て、色も鮮やかになります。
失敗しないコツは、沸騰させないことです。
デンプンが分解して糖分になる温度帯(70℃)をキープしましょう。
火加減の目安は次のとおり。
- ガス:鍋からはみ出さない程度
- IH:レベル2~3程度
簡単に言えば、ギリギリ気泡が出ない状態です。
砂糖やハチミツをたくさん使えば、甘くはなります。
しかし、かぼちゃ本来の味を楽しむなら、
ぜひ塩を使ってみてください。
美味しいかぼちゃの選び方【まとめ】
- 完熟したかぼちゃを選ぼう。
- カット済みのかぼちゃの方が選びやすい。
- カットしたかぼちゃは種とワタを取り除く。
- 使わない分は冷凍保存がおすすめ。
- かぼちゃを甘くする裏技は塩ふりと塩ゆで。
品種によって多少の違いはあります。
例えば果肉の色です。
完熟してもオレンジ色にならずに、
濃い黄色になるかぼちゃもあります。
色だけで判断できない場合は、
種の厚みや皮ぎしの色合いなどで選ぶと良いでしょう。
かぼちゃは当り外れが激しい野菜です。
この記事を参考にして、
美味しいかぼちゃの選び方をマスターしてください。