- 納豆は冷凍保存できるの?
- 冷凍納豆の解凍方法や食べ方を教えて
- 食べられない納豆の見分け方は?
納豆はパックのまま冷凍保存ができて、
自然解凍や電子レンジでも解凍できます。
保存期限は、
冷凍してから3ヵ月を目安にすると良いでしょう。
この記事は、納豆の冷凍・解凍方法から
おすすめの食べ方まで、詳しく解説しています。
この記事の内容を実践するだけで、
賞味期限を気にせず、いつでもおいしい納豆が食べられます。
我が家も常に冷凍納豆があり、好きなときに食べています。
安いときにまとめ買いをして、冷凍するだけです。
冷凍納豆は用途によって、
解凍するか冷凍のまま使うか決めると良いでしょう。
- 前日の夜に冷蔵庫で自然解凍
- 電子レンジで時短解凍
- 冷凍のまま汁物へ
など、手軽に使えてとても便利です。
納豆は、冷凍することで調理がしやすくなる
というメリットもあります。
具体的な調理法についても解説しているので、
ぜひ参考にしてみてください。
冷凍納豆のおすすめの食べ方!
おすすめの食べ方は加熱調理です。
冷凍すると納豆の粘り気が落ち着くので、
扱いやすくなるからです。
もちろん、解凍していつも通りご飯にのせても、
美味しく食べられます。
適当な大きさにカットして揚げ物に
天ぷら、磯辺揚げなど。
刻んで炒め物に
オムレツ・チャーハンなど。
冷たい食材とともに
加熱調理以外の食べ方でおすすめなのは、
冷たいそばやうどんに加える食べ方です。
冷凍のまま麺つゆに入れるだけなので、
解凍する手間がかかりません。
冷凍納豆が氷の代わりになるので、
水っぽくならずに美味しく仕上がります。
納豆の冷凍・解凍方法
納豆の冷凍方法
パックのままでも冷凍できますが、
フリーザーバックで密閉するとより確実です。
パックの破損などで、
納豆のにおいが冷凍庫内に充満するのを防げるからです。
やり方は簡単です。
- 1個ずつにばらす。
- パックのままフリーザーバックに入れる。
- しっかり空気を抜いて密閉する。
冷凍納豆の保存期限は3ヵ月を目安にすると良いでしょう。
3ヵ月以上の冷凍保存も可能ですが、
品質が落ちないとも限らないので、
早めに食べ切るほうが無難です。
「冷凍すると納豆菌が死ぬのでは?」
全く問題ありません。
納豆菌は、
冷凍庫内の温度では、働かずに休んでいるだけで、
常温(20℃前後)で活動を再開します。
解凍すれば、再び働き始める強い菌です。
納豆の解凍方法
電子レンジの場合
- 必ず付属のタレとカラシは取り除く。
(凍らないのですぐに使える) - 600Wで20秒。
- 様子をみて10秒ずつ追加。
加熱し過ぎないように、
10秒単位で刻むのが失敗しないコツです。
ひきわり納豆は、
熱が通りやすいため最初から10秒ずつ加熱してください。
冷蔵解凍の場合は、
10~12時間が解凍時間の目安です。
前日の夜に冷蔵庫に移しておけば、
翌日の朝食には間に合います。
一番確実で、味も食感も変わらない解凍方法です。
難点なのは、すぐに食べられないことです。
また、解凍したのに食べずに放置したり再冷凍したりすると、
納豆が劣化する原因になります。
「レンジを使うと味や食感が変わってしまうのでは?」
加熱し過ぎなければ問題ありません。
味や食感が悪くなるのは、加熱し過ぎるからです。
半解凍の状態なら、味も食感もさほど変わらず、
かき混ぜているうちに完全に解凍されます。
熱で納豆菌が死ぬと言う意見もあります。
ですが、熱々のご飯にのせたり
加熱調理したりすると考えれば、
そこまで気にする必要はないでしょう。
おすすめしないのは常温での自然解凍です。
解凍するまで時間がかかり過ぎて、
納豆が劣化する恐れがあるからです。
常温で出しっぱなしにするくらいなら、
レンジで解凍したほうがよっぽど安心です。
食べられない納豆の見分け方【注意すべき3つのポイント】
発酵食品である納豆は腐らないと思われがちですが、
賞味期限を過ぎれば傷んでいきます。
発酵が進み過ぎて、
納豆菌以外の菌が繫殖してしまうからです。
発酵と腐敗の違いは、「栄養があるかないか」です。
腐った納豆は栄養がないどころか、
人体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
食べられない納豆を見分ける際に、
注意すべきポイントは次の3つです。
水っぽくなり糸を引かない。
賞味期限を過ぎてさらに発酵がすすむと、
納豆の茶色がこげ茶色に変色します。
豆が溶けて水っぽくなり、糸を引かなくなります。
かなり劣化している状態です。
異臭がする
鼻をつくようなツンとしたにおいがしたり、
アンモニア臭がきつくなったりします。
いつもの納豆とは明らかに違うにおいなので、
すぐに気づくはずです。
緑色の粒が見える
正体はカビです。
カビ菌より納豆菌の方が強いため、
納豆にカビが生えることは滅多にありません。
カビが発生するならば、主に以下の状況です。
- 解凍後、冷蔵庫で長期間放置していた場合。
- 賞味期限切れの納豆を冷蔵庫で2週間以上放置し、
表面が乾燥してしまった場合。
劣勢だったカビ菌が活性化すると、カビが生えます。
つまり、カビが生えた納豆は、
完全に傷んでいるということです。
絶対に食べないようにしましょう。
賞味期限内であっても、
白い粒々が出ている場合があります。
発酵が進むことによって出る、
チロシンというアミノ酸の結晶です。
冷凍庫の温度(10℃)を上回る場所に、
何時間も置いておくと発生しやすくなります。
また、ひきわり納豆は皮がないので発酵が進みやすく、
チロシンが発生する場合があります。
発酵が進み過ぎているだけで、人体に害はありません。
ただ、味や食感が悪くなっている可能性があるので、
チロシンが発生した納豆は、
加熱調理するのがおすすめの食べ方です。
納豆は冷凍保存で日持ちする!【まとめ】
- 納豆の冷凍はフリーザーバックで密閉する。
- 冷凍納豆のおすすめの食べ方は加熱調理。
- 解凍は冷凍庫で自然解凍かレンジで時短解凍。
- 食べられない納豆を見分けるポイントは3つ。
納豆を冷凍すると若干、食感が柔らかくなります。
冷凍しても納豆菌が死ぬことはないため、
少しずつ変化していくからです。
一番良い食べ方は、
「冷蔵庫で保存して賞味期限内に食べ切る」
であることは間違いありません。
ですが、
賞味期限切れで大幅に味や食感が落ちるくらいなら、
冷凍したほうが美味しさを保てます。
この記事を参考にして、
納豆の冷凍・解凍方法やおすすめの食べ方を
ぜひ試してみてください。