シャンプーした後にタオルでは拭くものの、
しばらくそのまま過ごしている人は意外と多いかもしれません。
ドライヤーを使わずにスマホなどを見ているうちに、
なんとなく乾いてきて、
そのまま生乾きで寝てしまうという感じの人もいるでしょう。
ですが結論から言うと、
髪の自然乾燥は髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。
抜け毛・ハゲの原因ともなってしまうのです。
ドライヤーですぐに乾かす、
ということが大切になります。
髪の自然乾燥がどのように髪や頭皮に良くないか、
詳しく解説します。
髪の自然乾燥、髪自体にどのようなデメリットがあるの?
自然乾燥中の髪は損傷をうけやすい
髪の一番外側にあるのがキューティクルという組織ですが、
髪が濡れると、そのキューティクルが開くという性質があります。
そのため水分を含んだ髪というのはとてもデリケートになります。
自然乾燥させている時に髪に摩擦が加わると、
そのダメージは髪の中まで届いてしまうのです。
生乾きのまま寝てしまうと、
枕などで髪がこすれて髪はかなりのダメージを受けることになります。
結局のところパサパサの髪になってしまいます。
ヘアカラーも色落ちしやすくなる
髪が水分を含むとキューティクルが開くわけですが、
ヘアカラーの色素が開いたキューティクルから出やすくなってしまうため、
ヘアカラーの色持ちが悪くなるのです。
ドライヤーですみやかに乾かすことにより、
キューティクルがすぐに閉じるので、
ヘアカラーも色持ちが良くなるということになります。
髪の自然乾燥、頭皮にはどのようなデメリットがあるの?
雑菌が増えるのでフケが増える
髪を自然乾燥させることは、
かなりの時間、髪が湿った状態にあるということになります。
それは頭皮に雑菌が繁殖しやすくなる、ということなのです。
頭皮に雑菌が増えると、フケが増えます。
フケが増えれば雑菌も増えるので、
ずっとフケ症に悩まされるということになってしまいます。
頭皮自体も臭くなります。
抜け毛が増える
頭皮に雑菌が増えると、頭皮が炎症をおこすこともあります。
抜け毛や薄毛の原因となる脂漏性皮膚炎になってしまう場合もあります。
最悪、はげてしまうことも。
たとえそういった皮膚炎にならないとしても、
頭皮の状態が良くないと抜け毛は増えてしまいます。
シャンプーしたらできるだけ早くドライヤーで乾かすことにより、
髪が湿っている時間が少なくなり、
それは頭皮に雑菌が増えるのを防ぐ、ということになります。
ドライヤーの熱って、髪に悪くないの?
シャンプー後にすぐにドライヤーで髪を乾かすのが良いと言われても、
それってどうなの?と思う人もいるでしょう。
ドライヤーの熱により髪がダメージを
受けるのではないかと思うからかもしれません。
確かに髪にかなり近づけてドライヤーをかけることは、
その熱により髪がパサついてしまうことがあります。
ですが、髪から10cm~30cmくらい離して使うことにより、
ダメージは抑えられます。
適切にドライヤーを使うことは、
前述しましたが良い事づくめでもあるのです。
ドライヤーですみやかに乾かすことにより、
シャンプーで開いた髪のキューティクルがすぐに閉じて、
髪を正常な状態に戻してくれます。
頭皮の雑菌が増えることもありません。
適切なドライヤーの使い方とは?
まずはタオルドライをしっかりやる
タオルでしっかりと水分を取るのはとても重要です。
そうすればドライヤーを使う時間も短縮できるからです。
ですが髪や頭皮をゴシゴシと強く拭くのはNGです。
頭皮も傷みますし、
キューティクルもはがれやすくなってしまいます。
やさしく、しかもしっかりタオルドライしましょう。
ドライヤーは髪の根元から
乾きにくい髪の根元からドライヤーをかけていきます。
ドライヤーは髪から10cmから30cmくらいは離す必要があります。
ある程度乾いたらドライヤーを冷風に変える
最初から冷風だと乾きにくいので、
ある程度乾いて来たら冷風に切替えましょう。
冷風にするとキューティクルがきゅっとしまり、
髪にツヤが出ます。
髪を自然乾燥させるとハゲる?【まとめ】
シャンプーした後にタオルで拭くだけで、
あとは自然乾燥させると髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。
水分を含んだ髪はキューティクルが開いているので、
とても傷みやすいのです。
少しの摩擦でダメージが髪の内部にまでいってしまい、
髪はパサパサになってしまいます。
頭皮も湿った状態が長いと雑菌が繁殖しやすくなります。
フケが増え、頭皮が臭ったり、抜け毛も増えます。
シャンプーしたらすぐにドライヤーで適切に乾かすことにより、
キューティクルが整いますし、頭皮も健康に保つことができます。