40代以上になると、誰しもが気になるのが顔のたるみではないでしょうか。
何だか顔が全体が下がって来たと心配になっている人もいるかもしれません。
お風呂上りに毎日顔をマッサージして、これ以上たるまないように頑張っている人も多いでしょう。
ですがその顔のたるみ、顔だけマッサージしても効果は少ないかもしれません。
顔のたるみの原因は様々ですが、頭皮のたるみも影響しているからです。
頭皮を正しくブラッシングして、頭皮自体のたるみを改善すれば、顔のたるみも改善されてきます。
適切な頭皮のブラッシング方法についてのご紹介です。
頭皮がたるむ原因は?
頭には「前頭筋」、「後頭筋」、「側頭筋」という3つの筋肉があります。
この3つの筋肉は、頭頂部にある帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)という帽子のように頭頂部を覆っている膜とつながっています。
加齢による筋肉の衰えや筋肉のコリなどが起こると、頭頂部にある帽状腱膜が突っ張ってきて、筋肉を引き上げる力が弱くなってしまいます。
そうすると頭皮の筋肉がたるみ、同じ皮でつながっている顔もたるんできてしまうのです。
紫外線を浴びやすい頭部は乾燥しやすいところでもあります。
乾燥すると頭皮は硬くなってしまい、たるみの原因になります。
頭皮の血行不良も頭皮が硬くなる原因です。
睡眠不足やストレスなどでも、頭皮の血行不良は起こりやすくなります。
ブラッシングに適したブラシは?
頭の筋肉が硬くコリかたまっているのを改善するために、頭皮をマッサージする、という方法もあります。
ですが頭皮のマッサージは結構むずかしいですし、続かない人もいます。
ですがその点、ブラッシングはとても簡単で、あまり力も必要ありません。
心地よい強さで頭皮をブラッシングすれば、頭皮のコリを解消し血行もよくなり、頭皮のたるみを改善していきます。
でも、適切なブラシを選ぶ必要があります。
頭皮をブラッシングするのに最適なブラシはどのようなものでしょうか。
パドルブラシ
パドルブラシは頭皮をブラッシングすることを目的としているブラシです。
普通のブラシより面がひろく、カヌーをこぐパドルのような形をしているので、パドルブラシと呼ばれています。
クッション部分に空気穴があり空気が穴から抜けるようになっています。
そのため程よいクッション性が出来、頭皮を傷つけることなくやさしくブラッシングすることが出来ます。
リラクシングブラシ
シリコン製で手の平に収まる大きさです。
面に突起が付いていて、シャンプー用として使う事も出来ます。
小さいのでいつもバックに入れておいて、ちょっとした空き時間にブラシで頭皮を刺激すれば、リラックス効果もあります。
頭皮のブラッシングの仕方は?
頭皮はただ何となくブラッシングしていれば良いというわけではありません。
頭皮に適したブラッシングをしましょう。
- 髪の生え際から頭頂部に向かって頭全体をブラッシングします。
おでこの生え際から始めて、うなじの生え際も下から頭頂部に向かってブラッシングします。
心地よさを感じる強さでブラッシングします。 - 両耳の上の頭皮にブラシを押し当てて、円を描く感じにぐるぐるとまわします。
- 両耳の後ろの頭皮も同じように円を描く感じにぐるぐるとまわします。
- 頭頂部は全体をブラシの面で押すように、やさしく刺激します。
- 仕上げにブラシでトントンと頭全体を軽くたたいていきます。
特に後頭部は念入りにトントンとたたきましょう。
後頭部のコリをほぐすことは顔のたるみにも良い影響を及ぼします。
※頭皮のブラッシングは、夜、シャンプーをする前に行うといいでしょう。
ブラッシングすることで髪のほこりなども取り除けますし、毛穴が開くので、シャンプーした時に毛穴の汚れも落とすことが出来ます。
ブラッシングで顔のたるみを改善する効果【まとめ】
顔のたるみは頭の筋肉のコリなどで頭皮がたるんでくることも影響しています。
顔と頭の皮膚はつながっているので、頭皮のたるみは顔のたるみになってしまうのです。
頭皮を適切にブラッシングすると、頭皮のたるみの改善になり、それは顔のたるみの改善にもなります。
ブラシは頭皮専用のパドルブラシがおすすめです。
リラクシングブラシも頭皮を心地よく刺激するのに役立ちます。
夜、シャンプー前に、髪だけでなく頭皮もブラッシングすることを習慣にしましょう。