寝転んだり座ったり、カーペット、ラグ、絨毯などの敷物は、
快適な部屋つくりに役立つアイテムです。
身近なところで使うものだから、きれいにしておきたいですよね。
そこで、カーペットなどの洗濯方法をまとめました。
また、カーペットの材質や大きさによっては
洗濯機を使えないときの清掃方法についても
あわせてまとめました。
まずはカーペットの洗濯表示を確認
カーペットを購入するとき、肌触りとか色、大きさは気にしますが、
洗濯の方法を気にする人は少ないと思います。
購入時に店の人に訊いてもよいですが、
簡単な方法はカ―ペットに付けられている洗濯表示を見ることです。
洗濯表示は、洗濯方法についてのマークです。
誰でも簡単にわかるようになっています。
平成28年から世界共通なものになっています。
基本は5種類。
家庭洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニングです。
これに(洗い方の)強弱を示す記号、
温度を示す数字、禁止マークを組み合わせて使います(参考)。
洗濯表示で洗濯機による洗濯や手洗いのマークがあることを確認しましょう。
あわせて乾燥の方法についても確認しておきます。
乾燥機のマークがあれば乾燥機が使えます。
高温、低温の温度の情報も見ておきます。
もしなかったら・・・
カーペットを干せるスペースを探しておきましょう。
カーペットの洗濯・洗い方
洗濯表示家庭洗濯のマークがあれば、自宅で洗濯することができます。
洗濯機で洗う場合でも手洗いでも、まずゴミやほこりを取り除きます。
カーペットをブラシがけしてゴミ、毛、ほこりなどを取り除きます。
掃除機で吸い取る方法でもよいでしょう。
カーペットの場合は表面だけではなく、
毛足のおくのほうまでゴミを取り除きましょう。
その際は、手をけがしないようにゴム手袋をしておきましょう。
洗濯機を使う場合、カーペットは洗濯ネットに入れます。
これで、毛足が乱れるのを防ぎます。
洗剤は普段使用しているものでOKです。
洗濯機に「大物」「毛布」を洗うモードがあればそれを使います。
なければ、水位を高く設定して洗います。
手洗いするなら、風呂の浴槽を使うのが一般的です。
カーペットの表面を洗いやすくするため、
屏風のように折りたたむと洗濯しやすいです。
1~2時間、洗剤を入れた水(もしくはぬるま湯)に浸しておいてから、
足で踏んでふみ洗いします。
手洗いの場合、脱水が大変です。
その場合、水を抜いた浴槽のふちに1~2時間程度掛けておいて、
水気をきります。
脱水や水気をきった後は、物干しにかけたり乾燥機で乾かしたりします。
この時も洗濯表示を見て、カーペットにあった方法で乾かします。
カーペットの洗濯する頻度はどの程度
カーペットを洗濯する間隔はどれくらいがよいのでしょうか?
その答えは「特に決まりはありません」となります。
- 汚れが目立ってきたら洗濯する
- 花粉アレルギーが気になるので春先と秋口に洗濯する
- ダニがきになるので梅雨入り前に洗濯する
など、それぞれの事情で決めれば大丈夫です。
それでは不安という人には、
カーペットやラグの洗濯に関するアンケート結果があります(参考)。
それによれば、半数の人はカーペットなどを洗濯していません。
またそのコメントを見ると、
みなさん自分の事情に合わせて清掃していることがわかります。
カーペット洗濯できない場合の掃除の仕方
上にタンスやテレビなどの大物が置いてあって、
カーペットを動かすことができず、
洗濯機などで洗濯できないことがあります。
カーペットにジュースなどをこぼしてしまったら?
そんな時は、まずタオルやスポンジでこぼした液体を吸い取ります。
そして、薄めた中性洗剤を付けたタオルやスポンジを
カーペットに押し付けて洗剤を染み込ませます。
後は軽く水拭きしてから乾かします。
マヨネーズなどの油を含む汚れは?
同じように、洗剤をしみこませたスポンジやタオルで
カーペットをたたくようにして洗剤を染み込ませて汚れを浮かせます。
次に少し濡らしたタオルやスポンジで浮いてきた汚れを吸い取ります。
汚れを取って乾かしたら完了です。
乾燥にはドライヤーの風をあててもよいです。
落ちにくいインク汚れは?
洗剤ではなくてベンジンを使います。
作業は、洗剤の場合と同じですが、
手が荒れないように手袋をしてから掃除しましょう。
まとめ
くつろげる空間を演出するのに活躍する
カーペットや絨毯・ラグなどですが、
汚れていては台無しです。
そしてカーペットなどの洗濯は難しいものではありません。
洗濯表示を確認して、指示されている方法で洗濯すれば大丈夫です。
自宅の洗濯機に入らないようなら、
コインランドリーで洗うのもありです。
さらには費用がかさみますがクリーニングを利用する方法もあります。
快適な毎日のために、
カーペットなどの洗濯は挑戦してみる価値がありますよ。