「そろそろお米を炊こうかな」
いつものように米びつを開けると、
そこには見たことない黒い虫や、
芋虫がうじゃうじゃ…
お米が大好きな虫たちが、
我が家の様に米びつに住みついてたことはないでしょうか。
今回は米びつに虫がいたときの対処法と、
お米の保存方法についてお話します。
虫がついたお米はどうすればいい?
思わずお米ごと捨てたくなりますが、
大量のお米を捨てるのはもったいない…
そもそも食べてもいいの?と心配になりますよね。
基本的に虫がついたお米は、
虫を取り除いて食べることができます。
気づかず虫を食べてしまったとしても、
毒はないので問題はないようです。
ですが人によっては、虫や、フンなどが体内に入ると、
アレルギー反応を起こす可能性があるので、
アレルギーを持っている人は注意が必要です。
虫がついてるお米を食べる前にする事
- 虫、幼虫、虫の卵をできるだけ取り除く。
3、4粒引っ付いているお米も、
虫が付けた糸のせいなので、取り除くのが良い。 - いつもよりも念入りにお米を洗う。
- 水を張った状態で5分ほど待つ。
- 虫や、虫に食べられた中が空洞のお米が浮いてきたら取り除く
- 明らかに変色したお米や欠けたお米も、取り除く。
- いつも通り炊く。
すぐに食べないお米は、きれいに洗った密閉容器に入れて、
できれば冷蔵庫で保存してください。
寒ければ、虫の卵が、成虫になるのをとめることができます。
虫を取り除く際、家の中に逃げ回られるのも嫌なので、
できれば外で。
お米が乾燥しない程度に外の光に当てるのも、
虫を追い払うのに効果的です。
お米に付く虫
お米が大好きな虫は、何種類かいます。
代表的なのがこちらの2匹。
コクゾウムシ
2.3ミリの黒い虫。
その名の通り象のような長い鼻でお米に穴をあけて、食べる。
日光に当てると逃げる。人には無害。
ノシメマダラメイガ
7.8ミリの蛾の仲間。
薄いビニール袋なら、食い破ることができる。
お米以外にも、小麦粉や、クッキー、チョコレートなども好む。
死骸やフンが、アレルギーの原因となる可能性あり。
安全で新鮮な、美味しいお米ほど虫がつくと言われていますが、
虫はお断りですよね。
次は、お米の保存方法をご紹介します。
お米の保存方法について
ではどうすれば虫からお米を守れるのでしょうか。
密閉容器に移し替える
買ってきたままの袋で保存すると、
袋を破って虫が侵入してくる可能性があるので、
米びつなどの密閉容器に移します。
なければ、きれいに洗って乾燥させた、
空のペットボトルがおすすめです。
見た目もスッキリします。
新しいお米を入れ替えるたびに、
米びつまたは保存容器を洗って完全に乾燥させる。
古いお米についてた虫の卵がまだ残っているかもしれないので、
徹底的にきれいにします。
冷蔵庫の野菜室に入れる
室温が20℃以上になると、
虫が活発になり、繁殖しやすくなります。
夏場や、湿気の多い季節は、
できるだけ冷蔵庫に入れるのをおすすめします。
冷やしすぎても今度は乾燥してしまうので、
野菜室が最適です。
唐辛子を一緒に入れる
冷蔵庫に入れるスペースが無い時もありますよね。
常温で保存する場合は、
乾燥した唐辛子を入れるのもおすすめです。
お米を好む虫は唐辛子を嫌います。
お米5キロに対して2,3本が目安です。
より長く、高い効果を得たいときは、
市販のお米用の虫除け剤を使うのが良いです。
その場合も、風通しの良い、
涼しいところで保存するのを忘れずに。
まとめ
- お米に虫がついても、よく洗えば食べれる。
- 密閉できる容器に入れるのが大事。
- 保存場所は、冷蔵庫の野菜室が最適。
- 常温保存なら、風通しの良い涼しい所で、乾燥唐辛子か、虫除け剤を入れる。
無農薬のお米は、虫が発生しやすくなります。
上手に保存をして、美味しいお米をいただきたいですね。