私たちにとって、スマホはなくてはならない物の1つになっています。
いつも自分のそばに置くか、ポケットの中にあります。
何かというとスマホで調べ、ゲームもします。
ですが毎日、スマホに頼った生活をしていると、
スマホ依存症になる危険があります。
スマホ依存症は、脳の疲労を引き起こし、
若いのに物忘れが多くなり、
判断力も鈍くなると言われています。
スマホ依存に陥らないようにする対策を考えます。
スマホ依存による脳過労、どんな症状?
以前は病院の「物忘れ外来」というと、
高齢者が受診することが殆どでした。
ですがここ何年か前から、
30代から50代の人が受診するケースが増えているようです。
それは若い年代の人たちが、
スマホ依存に陥っている事が原因の1つかもしれません。
スマホを年がら年中使っている事により、
脳が過労によって血流が悪くなり、
機能が衰えてしまいます。
その結果、物忘れすることが多くなるのです。
人の名前がすぐに思い出せなかったり、
友人との約束まで忘れるということが起きます。
しかも物忘れだけでなく、他にも色々な症状が出て来ます。
- うっかりミスが多くなる。
- 思考力や判断力の低下。
- 自律神経が乱れるので、疲れ、頭痛、不眠、腹痛等、身体的な症状が出る。
- 気力がなくなる。
- イライラしてどなったりしてしまう。
以前はそれ程イライラする人ではなかったのに、
この頃いやにイライラしてキレることが多くなったと、
周りの人が異変に気付くこともあるようです。
スマホ依存になってないかチェック!
自分がスマホ依存になっているかどうかを調べる、チェック方法があります。
このチェック項目にいくつ自分が当てはまっているか調べてみましょう。
- スマホはいつも自分のすぐそばにある。
- 時間が空いたら即スマホ。
- 分からない事が出てきたら、即スマホで検索。
- 覚えておくには、スマホで写真を撮る。
- 初めての場所へ行く時は必ずスマホを頼る。
- いつも時間に追われて忙しい。
- 絶対に情報には乗り遅れたくない。
- 空耳で着信音が聞こえることがある。
- 夜も布団の中でスマホを見る。
当てはまるものが0から2個なら大丈夫。
3個から5個だとちょっと心配です。
6個以上当てはまるなら、危険な状態と言えます。
脳はぼ-っとしている時が必要?脳過労を避けるには?
脳というのは、ほんの数分でもぼーっとしている時に、
脳が活発化すると言われています。
ですから仕事でもスマホ、
何か調べる時もスマホ、
気分転換にスマホ、
休憩時間にもスマホという事をしていると、
脳は休まる時がないのです。
脳に疲労が蓄積してしまいます。
スマホによる脳過労にならないためには、
どのような対策を講じる必要があるでしょうか。
1日のうち、最低でも10分程ボーっとする時間を作る。
通勤時、電車やバスの中では
外の景色を見るようにするのがいいですね。
スマホのカレンダーやメモを出来るだけやめる。
昔ながらの手書きの手帳を使ってみるのも良いかもしれません。
調べ事はスマホだけでなく、本や雑誌等も使ってみる。
たまに図書館に行って調べものをするのは、
逆にとても新鮮な気持ちになります。
周りの景色を見ながら散歩をする。
何も考えず、
ゆっくり周りの景色を見ながら散歩するのは、
脳過労の改善になります。
忙しい気持ちでいる時には気付かなかった鳥の鳴き声が聞こえたり、
季節の移ろいも感じられるようになります。
寝る直前までスマホを見るのをやめる。
布団の中までスマホを見ていると、
スマホのブルーライトの影響でよく眠れなくなります。
質の良い睡眠は脳過労改善に欠かせないものです。
まとめ
スマホをいつもそばに置き、何かを調べたり、
覚えておくために必ずスマホを使っている人が増えています。
その上、ちょっと時間が空いたらすぐスマホに手を出し、
休憩時にもスマホを使っていると脳過労になってしまいます。
脳過労になると、若くても物忘れが多くなり、判断力も低下します。
不眠、頭痛、腰痛、肩こり等、身体面でも影響が出て来ます。
スマホ依存による脳過労を避けるために次の事をしてみましょう。
- 1日のうち10分程でいいのでぼーっとして過ごす。
- いつもスマホに頼るのでなく、
本で調べたり、手書きのメモにしてみる。 - 公園などをゆっくり散歩する。
- 寝る直前までスマホを見ていると、
不眠の原因になってしまうので絶対にやめる。