家事は身近にあって避けては通れないものです。
そして夫婦間のいざこざの火種の上位を占めています(参考)。
家事は「毎日やらなければならないもの」なのですが、
その成果がわかりにくいものです。
働く女性・お母さんが増えている中、
男性側の理解・協力はすすんでいますが、
家事の負担は女性側に向かいやすいのが実情でしょう。
この状況を改善するのに役立つのが「見える化」です。
ビジネス書など多くのところで取り上げられている
「見える化」は家事の分担にも役立ちます。
家事の分担で喧嘩しないためには
なぜ「家事分担」で喧嘩になるのか?を考えてみると、
根っこの方に次ぎのことがあります。
それは「どこまでやるのか」です。
家事については、「ここまで」という基準がありません。
ですから、夫はここまででよかれと思っていても、
奥さんには不満に感じることがあります。
このような場合、夫は「やった」と思っているのに
奥さんは「やっていない」と思っています。
この感じ方の違いによる不満が積もって喧嘩になります。
また、「やるべき項目」についても明確な基準はありません。
風呂掃除は毎日?床掃除は?と、
各人の考え方によるところが多いです。
また口頭で「やって」と言うだけでは、
忘れられてしまうこともあります。
ですので、家事が原因で喧嘩をしないためには、
「なに」を「いつ」「誰が」を話し合ってきめて、
それを一目瞭然の状態にしておくことが肝心です。
これが家事分担における「見える化」です。
家事分担表のテンプレート
「表」と「テンプレート」ときいて、
ビジネスパーソン(事務をやっている人)が
真先に思い浮かべるのはMicrosoftのExcelやWord、PowerPointでしょう。
そして期待に違わず、しっかり用意されています。
この家事分担表の使い方は簡単です。
はじめに家事の項目を表に記入していきます。
そして項目の横に曜日ごとの担当者を書いていきます。
これで準備完了。
その項目が完了したら、チェックを入れていきます。
2軸マップ・4象限マトリックス
こちらもビジネス関係のフレームワークでお馴染みの
2軸マップ・4象限マトリックスです。
記事では子供との分担マップになっていますが、
横軸を夫・妻の担当者、
縦軸をルーチンワークか否かの作業の種類で、
それぞれの家事項目を配置するのもおすすめです。
できあがると、誰がどのような家事を分担しているのか分かります。
一週間単位でつくって、完了した家事は
色と付けていけば実施状況の把握もできます。
家事分担は、簡単なマグネットを使う
テンプレートを使った分担表はきれいで見易いのですが、
確認するためにパソコンやタブレットをつかわなければ見られません。
ちょっと見たいときに一々パソコンを立ち上げるのは面倒です。
そこで役立つのがマグネットを貼れる
ホワイトボードとマグネットです。
テンプレートに似せて枠組みを書いて、
「掃除」「洗濯」などの家事項目を付けたマグネットをくっつければ、
家事分担表ができあがります。
これなら、いつでも見ることができて、
書き換えや家事の内容の変更を簡単に行えます。
他にも、家族にあてた連絡事項を書いておけます。
幼稚園や小学校、自治会のお知らせのプリントも
留めておくことができて便利です。
#草彅剛 さん& #クルミちゃん に登場いただいた #CHANTO 1月号たくさんの方に御覧いただきありがとうございます!
— なかがわ|2y&2mのパパ@在宅勤務中 (@nkgw_yuta) 2019年12月20日
2月号では、デイリーな家事を夫婦で分け合うコミュニケーションができる「家事分散マグネット」(#家事マグ)が付録に。写真は育休中の妻と私の現在の家事分担状況です。 pic.twitter.com/rf2bRaCOKk
まとめ
不平不満が少ない役割分担をするためには、
家事の内容と分担を「見える」ようにすることが第一歩です。
受け持った家事は確実にこなすのが基本ですが、
不測のことはもちろんあります。
そんな時には柔軟に助け合っていきたいものです。
そんな時にも書き込みができて臨機応変な
ホワイトボード+マグネットの分担表が役立ちます。
毎日やらなければならない家事だからこそ、
家族で協力して進めたいものですね。