日日是好日~快適生活

役に立つ生活豆知識、ライフハックなどを紹介するブログ

サイト内にPRが含まれています

山火事はなぜ起こるの?その原因と起こさないためにできる予防について

国内外で山火事のニュースを聞くようになりました。

なかなか消火活動が進まず、
鎮火まで時間がかかってしまうのが現状です。

そもそもなぜ、山火事は起こるのか、
その原因と予防についてまとめました。

山火事はなぜ起こるの?

f:id:tommy22:20210227130847j:plain

山火事には大きく分けて2つのパターンに分かれます。

  • 自然に出火する自然発火
  • 人の手によって出火する人為的な発火

日本で起きている山火事は意外に多く、
一年間に1300件ほど発生しています。

発生しやすい時期は1月~5月

冬は空気が乾燥し強い風が吹くので
落ち葉などが積もって燃え広がりやすくなります。

春先は気候が温かくなり、
行楽や山菜取りなどで山へ出入りする人が増え
火を使う機会が増えるからです。

自然発火はなぜ起こるのか?

自然発火とは自然現象の影響で起きる火災のことです。

ここでいくつか簡単にご紹介します。

枯れ木の擦れ合いによる山火事

乾燥した枯れ木や落ち葉は水分がなくなります。

そこに風が吹くことにより乾燥した木や葉が
ぶつかりあうことにより摩擦が起きます。

摩擦が起きたことにより種火が発生し、
周りの乾燥した木や葉に燃え広がり山火事が起きます。

落雷による山火事

落ちた雷が原因で山火事が起きます。

小雨のときは木や葉が乾燥している状態なので
種火が広がりやすいです。

しかし、雨が降っている状態では種火が消えるため
火事になりにくいです。

そのほかに火山の噴火や熱波など
自然が引き起こす山火事があります。

人為的な山火事はなぜ起こるのか?

f:id:tommy22:20210227130912j:plain

人為的な山火事とは、人が行ったことで発生する火災のこと

たき火や火入れなど、
火を使った後の不始末が原因で多く起きています。

日本での自然発火は
ごくまれだと考えられています。

そのため、山火事の原因を多く占めているのは
人為的な火災です。

その中でも、もっとも多いのが
30.4%のたき火、次に多いのが14.4%の火入れ
全体の半数近い割合をしめています。

上記の通り、人為的な理由がほとんどなのです。

山で火を使っている周辺は乾燥していて
枯れ木や葉っぱが多く、強い風が吹いていると
山火事の範囲が驚くスピードで広がっていきます。

山火事が発生した時の鎮火方法

f:id:tommy22:20210227130929j:plain

山火事は早期に消火活動を行わないと
火の回りが早く、燃え広がる範囲が一気に広がります。

消火の仕方
上空ではヘリコプターを活用した空中消火を行い、
地上では消防車や車が入れない場所で、
消防士がポンプを使い直接散水して消火活動を行います。

しかし、大規模な火災に発展したときはあまり効果がありません。

海外の大規模な火災が頻繁に起こる国では
ヘリコプターよりも大きな消火機という大型の飛行機を使用して
鎮火活動を行います。

最近ではドローンを使用して
延焼の可能性が残る場所を特定したりするそうです。

二次災害もあります。

  • 自然豊かな樹木が失われます。
  • 土を支えていた樹木がなくなり、そこに雨が降ると
    土砂災害の発生リスクが上がります。
  • 道路通行止めが起き孤立した集落が発生します。

人為的な山火事を起こさないために

f:id:tommy22:20210227131008j:plain

  • 火が移るような、枯れ木や落ち葉がある場所では、
    たき火など火を使わない。
  • 火を使っている時は
    火が消えたのを確認するまでその場を離れない。
  • たき火や火入れを行うときは、絶対に1人では行わない。
  • たき火や火入れを行うときは、
    水などすぐに消火できるものを近くに準備をする。
  • 風が強い時はもちろん、乾燥していると感じた時も
    火を使うのをやめる。

もしも、山火事を見つけてしまったら

個人で消火活動を行うのはとても危険なので

すぐに「119番」へ連絡し
安全な場所へ避難しましょう

最後に

山でのキャンプなどの行楽や山菜取りなど
最後まで楽しむためには以下のことを注意しましょう。

山火事が起こる原因は人の不注意が
多くの割合をしています。

山で火を使うときは、ちょっとしたことで
大きな火災につながる可能性があります。

そのことを意識して行動することで
発生件数を少しでも抑える努力をしましょう。