日日是好日~快適生活

役に立つ生活豆知識、ライフハックなどを紹介するブログ

サイト内にPRが含まれています

ウール製品(ニットやマフラーなど)でチクチクするときの対策とは?知ってて良かった!

ニットやセーター、それにマフラーなど、
冬の衣料品を形作る代表的な素材が「ウール」。

羊の毛からつくられるウールは、
その繊維が縮れたようになっています。

内に空気を含んだようになることで熱の伝わりをさえぎり、
温かくて保温性がよくなります。

縮んだ構造は繊維の伸び縮みをしやすくするので、
ウール素材でつくった衣類は伸縮性があって着心地がよくなります。

他にも、吸湿・保湿がよいという特徴があります。

よいところが多数あるウールですが、
ウール製品を使っていて困るのが「チクチク」した感触です。

この感触の原因と対策方法についてまとめました。

ウールがチクチクする原因

f:id:tommy22:20210118210020j:plain

ウール製品を使っているとしばしば感じる「チクチク」とした感触。

肌が赤くなったりしているのを見ると
アレルギーを疑ってしまいますが、ウールは天然素材。

アレルギーを起こしにくいものです。

ではなにが原因か?チクチクを防ぐためには、
原因をしっかり押さえましょう。

繊維の太さ

人の肌が、触れるものの太さによって感じ方が違います。

ウールが触れたところがチクチクと感じるのは、
ウール繊維の太さが関係していました。

一般に繊維の太さが30ミクロンになると、
触れた時にチクチクと感じると言われています参考

ウールの種類によるところはありますが、
ウール繊維は太くて30ミクロンより太いことが多々あります。

ですので、肌に触れた時にチクチクとした刺激を感じるのです。

お肌の乾燥

乾燥した肌はチクチクとした刺激を受けやすくなります参考

ウール製品を使う季節は、寒くて乾燥していますよね。

ですから肌も乾燥しがちです。そこにウールが触れると、
ちょっとしたことでもチクチクと刺激されてしまうのです。

ウールに付着しているものの刺激

新品の衣類には、製造の途中でついて
ノリなどが残っていることがあります。

このような化学物質も肌を刺激する原因になります。

ウールは吸湿性がよいので、
着ているときに汗を吸い込んでしまうこともあります。

この汗の成分も肌を刺激する原因になります。

ウールのチクチクを解消

f:id:tommy22:20210118205956j:plain

ウールのチクチクを解消する方法をまとめると次のようになります。

直接肌に触れさせない

ウールの繊維の太さが原因の場合、

一番簡単なのがウールが直接肌に触れないようにすることです。

ニットやセーターの下にアンダーシャツを着れば、
ウールが肌に接することを防ぎ、
チクチクした感触を減らすことができます。

繊維の細いウール素材を選ぶ

先に説明したとおり、チクチクした感触と
ウール繊維の太さには関係があります。

ですから、ウール製品を購入するときは、
使われているウール素材を確認し、
繊維が細いものを選ぶ方法があります。

例えば、メリノウールの繊維は、
太さが13~19ミクロンと細いです。

他にもクイーンウールや、ランクの高い
エクストラファインメリノなどは
繊維が細いのでおすすめです。

洗濯のとき柔軟剤を使う

製造時に付着しているものを除くには洗濯をしましょう。

あわせて衣服をふっくらと仕上げるために使用する柔軟剤は、
チクチクを減らす効果があります。

柔軟剤の繊維を柔らかくする効果が肌触りをよくします。

洗うときには、衣類についている洗濯マークを
確認してから洗濯しましょう。

肌の乾燥を防ぐ

肌の乾燥もチクチクの原因です。

ですから保湿クリームなどで肌の乾燥を防ぐのも
チクチク感を減らす効果があります。

ウールのチクチクを予防する柔軟剤

f:id:tommy22:20210118210059j:plain

柔軟剤が衣類をやわらかく仕上げられるのは、
含まれている界面活性剤という成分で、
繊維の表面をコーティングして、
繊維同志が滑らかに滑るようにするためです。

ついでに、摩擦が減るので静電気が起きにくくなります。

衣類のしわもつきにくくなります。

ふっくらとした柔らかい繊維だて、
肌への刺激をやさしくなるという訳です。

柔軟剤の働きには、いやな臭いを消して、
よい香りをつける働きがあります。

そんな柔軟剤で、ウールの洗濯で人気があるものを紹介します。

花王 ハミングNeo

洗剤などで有名な花王(Kao)の柔軟剤です。

実は日本で初めて柔軟剤を発売したのが花王です。

ふわふわした仕上げや静電気防止の効果があります。

香りも控えめですので、使いやすい柔軟剤だと思います。

レノア ハピネス

こちらも知名度の高いレノアの柔軟剤です。

衣類をふんわり仕上げたり、
静電気を防止したりするなどの効果があります。

レノアの特徴は消臭効果にこだわっているとことです。

香りの種類も多く無香料のものもありますので、
好みに応じて選ぶことができます。

まとめ

寒い季節の衣類によく使われているウールは、
「チクチクした感じが苦手」といわれることがありますが、
少しの工夫で不快な感触を減らすことができます。

あとウール素材の衣類を洗濯する時に気をつけたいのが、
縮みや型崩れです。

トラブルを防ぐためには、
衣類についている洗濯マークを
しっかり確認してから洗うようにしましょう。

そして干し方も大切です。

型崩れを防ぐためには平干しがむいています。

平干し専用のハンガーやネットを用意しておけば便利ですよ。