夏というと海、プール、バーベキュー
といったレジャーが思い浮かびますが、
いつもと違う夏になってしまいましたね。
また、各地で記録的な暑さが続き
40°以上の地域が発表されるなど異常な暑さです。
特に子供たちは、楽しみにしていた夏休みの海水浴、
レジャープールも制限がかかるなど、
ストレスがたまりがちです。
そこで今日は、家庭で簡単に楽しめる
ビニールプールについてお伝えします。
ビニールプールというと水の入れ替えはしなくて良いのか?
衛生的に問題はないのか?
消毒は必要も気になるところです。
このような注意点を良く知ったうえで
正しい“お家のプール”で水遊びを楽しんでくださいね。
ビニールプールの水の入れ替えは、1日1回以上は全交換する
溜めておいた水がヌルっとてきたら、
雑菌が繁殖している証拠です。
家庭用のビニールプールは、
管理された広いプールとは違って、
水は数時間放置しておくだけで、
塩素が飛んでしまい、
殺菌効果は下がっていきます。
また、夏の強い日差しが水温が上昇させ、
その結果、雑菌が繁殖しやすなります。
水は常時出しっぱなしにするか、
最低でも1日1回以上は全交換するとよいでしょう。
また、プールの置いてある場所が、
芝や砂地だと子供が出たり入ったりすると、
足についたゴミやほこりが入って水が汚れてしまうので、
網などでゴミをすくったりせず、
新しい水を張りなおすことをおすすめします。
水を入れるときにひと手間かける。
少しお湯を足すと、水道水の消毒塩素の効力が薄れるのでおすすめです。
こうして水温を1~2度高めておくようにしましょう。
子供たちが気持ちよく遊べます。
そしてなるべく子供たちが遊ぶ直前に水を入れることです。
水鉄砲などの水のおもちゃを用意する。
プール遊びをより楽しくするために、
家にある道具やおもちゃを活用しましょう。
スーパーボール、小さな魚型の醤油さしを浮かべて遊んだり、
計量スプーンなどですくって遊ぶ金魚すくい、
小さな網や、本格的なポイを使ってすくうのもいいでしょう。
レジャープールでは楽しめない、
家庭ならではのプール遊びが楽しめます。
ビニールプールの水を消毒する方法、溜めっぱなしはNG
ビニールプールは思ったより水を使うものです。
より経済的に自宅でプールを楽しむためには、
消毒すればいいだろう、と考える方も多いでしょう。
ドラッグストアで手に入る、
次亜塩素酸ナトリウム系のプール用消毒薬剤や、
家庭用漂白剤を利用するという方法があります。
しかし、小さな家庭用プールでは、
塩素濃度の調節が難しく濃度によっては、
目や口に入ってしまうと大変危険なので、
子供の健康を考えると、あまりおすすめはできません。
たとえ消毒できたとしても、溜めっぱなしは良くないです。
3~7日をめどに全量を入れ替えましょう。
また、消毒剤を入れた水を翌日まで取っておく場合には、
プール専用のカバーや、
端に重しを乗せたビニールシートなどをはって、
虫やゴミが入ってしまうのを防ぎましょう。
※ドラッグストアでもアマゾンでも手に入る「次亜塩素酸ナトリウム」をプール用消毒薬剤として使う場合には、水2リットルに対して10mlほど使うようにすると良いようです。
キッチンハイターのような塩素系漂白剤にも、
塩素(次亜塩素酸ナトリウム)が使われていますが、
キッチンハイターは、あくまで「漂白剤」です。
ビニールプールの塗装をはがしてしまったりするなど
プールの水の消毒には適していません。
キッチンハイターには、水酸化ナトリウム、
界面活性剤といった成分も含まれていて、
継ぎ足していくうちにプールの水にどんどん含まれる割合が高くなって
子供の体に悪影響を与える心配があるので、
プールの水の消毒には使わないほうが良いでしょう。
ビニールプールの水、捨てずに利用する方法。
水、捨てずに再利用する場合は、
そのまま捨てずに、家庭菜園の水やりや、打ち水、
洗車ジョーロやバケツなどで水をまくなどの方法があります。
薬剤を混ぜた場合は、子供達の靴を洗ったり、
家の外壁を洗野に使うなどしてみるのも良いでしょう。
まとめ
その他、プール遊び注意点をまとめました。
- 遊ぶ時間は30分~45分くらいにし、
適度に休憩を入れ、遊んだあとは、体を休ませる。 - 上がったあとは、
ぬるめのお湯のシャワーを浴びて体を温める。 - 目を水道水で洗う
- すぐに体を温められるように、
室内の冷房は普段よリ高めに設定する。 - 絵本読み、塗り絵、パズルなど、静かな遊びをして、体を休ませる。
※激しく動き回る遊びは避ける
感染症防止に注意が必要です。
結膜炎やとびひ、プール熱などの感染症は、
プールの水質が悪いと感染リスクが高くなってしまいます。
子供の健康を守る意味でも高い水質を保つよう心がけましょう。
家庭用のビニールプールと言っても、事故が起こる可能性があります。
気を緩めずに、大人がしっかり管理してあげましょう。