日日是好日~快適生活

役に立つ生活豆知識、ライフハックなどを紹介するブログ

サイト内にPRが含まれています

手料理はどれくらい日持ちする?正しい保存方法を徹底解説!

「自炊で食費を節約しているけど、
毎日作るのは正直きつい…。」

「手料理って、どれくらい日持ちするのかな?」

「正しい保存方法や、食べるときの注意点も知りたい!」

「自炊の負担が減らせたらいいな。」

こういった悩みや要望に応える記事です。

最後まで読めば、次のことがわかります。

  • 手料理はどれくらい日持ちするかがわかる
  • 日持ちするものと、しないものがわかる
  • 手料理の正しい保存方法がわかる
  • 食べるときの注意点がわかる

本記事は、居酒屋・寿司店で15年の調理経験があり、
現在も仕込みから保存までを行う料理人から聞いた話です。

料理が腐る原因は、食材に含まれる水分です。

いかに水分を上手に処理するかが、
日持ちさせるコツです。

特別な技術は必要ないので、
ぜひ参考にしてみてください。

手料理はどれくらい日持ちする?基本は2~3日です!

f:id:tommy22:20210814144645j:plain

作った日を入れて、冷蔵保存で2~3日が目安です。

手料理には保存料が入っていないため、
あまり日持ちはしません。

【料理が腐る原因】

細菌が増えると料理は腐ります。

細菌が増えるには

  • 栄養
  • 適温
  • 水分

の3つが必要です。

とくに水分を減らすことは、重要な要素です。

水分が足りなければ、細菌は活動できないからです。

2つの考え方があります。

  • 水分量そのものを減らす(乾燥)
  • 細菌が利用できる水分量を減らす(塩漬け)

例えば、
干し椎茸やかつお節などの乾物は、
水分そのものが少ないので、腐りません。

一方でおせち料理など味付けが濃い手料理は、
水分を含んでいても、日持ちします。

塩や砂糖がたくさん入っているため、
細菌が利用できる水分が足りなくなるからです。

手料理を日持ちさせるには、
調味料をうまく使って、
細菌が利用できる水分を減らすことが重要です。

「味が濃い料理ばかりだと体に悪い…」

確かにそのとおりです。

塩分のとり過ぎが気になる場合は、
お酢を多用すると良いでしょう。

お酢の抗菌作用によって、
細菌が増えるのを抑えられるからです。

塩、砂糖、酢を多く使った手料理は、
基本的に日持ちします。

【日持ちする料理】

塩漬け(お新香)

保存する前に余分な水気をよく切ります。

酢漬け(マリネ、ピクルス、南蛮漬け)

塩よりもお酢をきかせると、味が濃くなり過ぎません。

味がしみている料理(肉じゃが、煮付け、おでん)

煮汁ごと保存することで、中心まで調味料が入ります。

水分を飛ばした料理(きんぴら、ひじき)

調理の段階で、水分をしっかり飛ばします。

【日持ちしない料理】

野菜炒め

キャベツやもやしは水分が多い野菜だからです。

加熱や調味料の影響で、
時間がたつほど水分が出てきます。

玉子料理

実は加熱した卵は日持ちしません。
卵白に含まれる抗菌作用の働きが、失われるためです。

ゆで卵を日持ちさせたい場合は、
調味料に浸して味付け卵にしましょう。

和え物

白和えやバンバンジーなどの和え物も、
あまり日持ちしません。

中心まで調味料がしみ込まないからです。

調味料が少ないと、
浸透圧の関係で逆に水分が出ます。

手料理の正しい保存方法

f:id:tommy22:20210814144723j:plain

手料理を正しく保存する方法は、以下の4つです。

1. 粗熱をとる

煮汁ごと保存容器に入れ、
人肌の温度になるまで冷まします。

氷をはったボウルの上に、
鍋をのせておくと短時間で冷やせます。

2日以上保存する場合は、
1度火を入れ直すと日持ちします。

2. 清潔な保存容器を使う

しっかりと乾燥・消毒したものを使います。
とくに水気は完全に取り除いてください。

3. ラベルを貼る

作った日付をシールに書いて貼っておくと、
管理しやすくなります。

古いものは手前に置いて、
新しく作った料理を後ろにしまうと、
ロスが出にくくなります。

4. 冷凍保存を使い分ける

料理によっては冷凍保存を活用しましょう。
フリーザーバックが便利です。

冷凍の際は、空気を抜いてから保存してください。

1食分ずつ小分けにすると、使い勝手が良くなります。

【冷凍に向いている料理】

  • カレー、シチュー、ハンバーグ

カレー系は、具材を細かくするのがコツです。

じゃがいもやにんじんは、
冷凍すると水っぽい食感になるからです。

ハンバーグは小さめに成形して焼き、
粗熱をとってから、小分けにして保存バックに入れます。

【冷凍に向かない料理】

  • こんにゃく料理、生野菜サラダ

こんにゃくは冷凍すると、
カチカチに硬くなって食べられません。

生野菜は食感が悪くなるので、加熱用にまわすか、
塩や酢で下味をつけてから、
冷凍すると美味しく食べられます。

保存料理を食べるときの注意点

f:id:tommy22:20210814144745j:plain

再加熱する

冷蔵保存中に増えた細菌を、
加熱によって殺菌するためです。

電子レンジでも良いので、
必ず再加熱してから食べるようにしましょう。

食べる分だけ別のお皿に移しかえる

少しでも冷蔵状態にしておくためです。

食べる分だけお皿に盛りつけて、
すぐに冷蔵庫にしまいましょう。

あらかじめ、1食分ずつ小分けにして保存すると便利です。

まとめ

f:id:tommy22:20210814144759j:plain

手料理が日持ちする目安は、冷蔵保存で2~3日です。

日持ちする手料理は、次のとおりです。

  • 塩漬けにしたもの
  • 酢漬けにしたもの
  • 味がしみ込んでいるもの
  • 水分を飛ばしたもの

日持ちしない手料理は、次のとおりです。

  • 炒め物
  • 玉子料理
  • 和え物

手料理を保存する方法は次の4つです。

  • 粗熱をとる
  • 清潔な保存容器を使う
  • ラベルを貼って管理する
  • 冷凍保存を使い分ける

食べるときは次の点に注意してください。

  • 必ず再加熱する
  • 食べる分だけ移しかえる

手料理は作りたてが美味しいものです。

ですが、毎日作るのは大変だし、
食べ切れないとロスになってしまいます。

上手に保存すれば、手料理でも日持ちするので、
自炊の負担が減らせます。

南蛮漬けや煮付けのように、
時間がたってから美味しくなる料理もあります。

この記事を参考にして、
空いた時間を有効活用してみませんか。