コロナ自粛のため、
在宅ワーク(テレワーク)を導入する企業が沢山増えてきましたが、
それに伴い新しいハラスメントとして
「テレワークハラスメント(テレハラ)」も一緒に増えてきましたね。
そこで今回は、テレハラの意味と、
何故起きてしまうのかについて解説いたします。
テレワークハラスメント(テレハラ)とは?
テレハラとは
「『会社側』が『社員』に対し強く出る新しい『パワハラ』」を指します。
テレハラの具体的な例
- 常に監視されている
- 頻繁に報告を上げないといけない
- 常にオンライン状態にしていないといけない
- 化粧や服装などの『セクハラ』に該当する項目まで指示される(女性の場合)
- 家の環境を映せと命令される
- 住居の環境について(子供の声、家の外の音)会社側からクレームを言われる
- 上司の服装だけだらしない
- 常に暇だと思われている
テレハラが起きる原因
最初の内は多くの企業や在宅ワークを行う社員が慣れない環境のため、
試行錯誤をしながら業務を行っていたと思います。
しかし、今の業務環境に慣れてくると、
このテレワークの環境のせいで、
プライベートの部分を会社にいた頃よりも
多く見れるようになってきたと思います。
そのため
「会社にいた頃の姿じゃないから気になる」
「普段こんな部屋にいるんだ」
「〇〇さんの生活習慣って私と違う」等の、
普段とは違うモノが見れるようになり、
色々な興味を持たれてしまいます。
その結果、さらなるコミュニケーションを取る事も出来ますが、
逆にその事を指摘されて、
いつの間にかそれが『ハラスメント』行為になっていた
という状況も生またという訳です。
相手側には悪気は無くても、
自分の受け取り次第では気分を害し、
ストレスが溜まってしまうなんて事も十分にあり得る話です。
テレハラが起きる理由
会社側の意見としては
「何時でもサボれる環境にいる状態のため、
一定の報告やオンライン状況の監視は仕方がない」
と思っています。
家で作業をするという事は、
手が届く環境にテレビやスマホ、PCやゲームなどの
娯楽に繋がるものがあるという事でもあります。
そのため、ある程度監視をしていないと、
業務をせずに普段家でしている事を始めてしまうという思いから、
どうしても厳しめの監視が必要となってしまうという事です。
しかし、余りもしつこすぎる報告の催促や監視をしてしまう場合、
テレワーク中の社員としては
「会社にいる時よりも監視されている気がする」
という束縛感が強くなり、
テレハラを受けていると思われてしまいます。
解決について
テレハラの解決については【ルール】を決めちゃいましょう。
- 服装はカジュアルに
- 女性は化粧の関係上テレビ電話をしない
- 周りに私生活がわかる物を置かない
- 子どもがいる場合は別の部屋で仕事をする
- 報告は時間を指定する
その他にも細かいルールを決められると思いますが、
ルールがある場合と無い場合では、
圧倒的にルールがある方が作業効率が上がり、
ストレスが溜まりにくい環境にする事ができます。
また、会社側としても、
在宅勤務の社員が家にいるという事は
サボりやすい環境にいると認識し、
その上でサボっても成果が出るような業務形態にできるように
考える必要があると思います。
まとめ
個人的な見解ではありますが、
私が会社で働いていた時、
ストレスが無い環境の方がコストパフォーマンスが高く、
成績も良い結果が生まれる事が多々ありました。
テレワークが流行り出してまだ半年も経っていません。
そのため、今現在も手探り状態で業務を進めている企業が多くあると思います。
そのため、実際にハラスメントを受けていると感じている人は
声を上げて「ルールを決めましょう!」と言った方が、
後々より楽に仕事ができる環境を作れるきっかけになると思います。
在宅ワークを行っている全ての人達が安心して仕事ができるように、
我慢せずに行動してみましょう。