引っ越しを決め、さて家探し！というときに
ふと気になるのが「敷金」。
家賃の○カ月分など、けっこう高額な金額。
これって貸主が入居者から事前に預かっておくお金だけど…。
- 退去時に少しは返ってくるの？
- 返ってこないこともあるの？
など、金額が大きいだけに
すごく気になりますよね。
また、引っ越しを考え中の人でも、
入居時に支払った敷金って
どれくらい返ってくるのか、
なんだか気になりますよね。
そこで今回は、
敷金は返ってくるのか？
返ってこない場合はどういう時なのか？
ということを調べたいと思います。
敷金はどのくらいの割合で返ってくるの？
返ってくる割合でいうと、
なんと７割の人が返ってきたというデータが！
その中でも全額返還してもらった人が１割も！（参考）
う、うらやましい！！
なんだ、意外と返ってくるんだ！
と少しホッとしますよね。
「敷金」は、あくまでも
入居者が故意につけた傷や汚れなど以外は
使用しないお金なので、
入居時の状態はしっかり把握しておきましょう。
そして、身に覚えの無い傷や
汚れの修繕費などを請求させないために、
退去時の状態もしっかり写真などで
記録しておくことも大切です。
国が決めている
「現状回復」のガイドラインでは、
貸主が負担する箇所も決まっています。
少しでも多くの割合で返ってくるように、
負担箇所の確認もしておきましょう！
敷金が返ってこない場合とは？
退去した後、平均１カ月以内には
返ってくる敷金ですが。
これが全く返って来ない場合もあるのです！
少しは返ってくると期待していただけに
がっくり…とショックを受けてしまいますよね。
さきほどのデータでは、
約３割の人は敷金が返還されてないとのこと。
まずは退去時の自分の部屋の状態の確認です。
故意の傷や汚れがある場合。
敷金だけではまかなえないほどの破損ですと
払った敷金が返ってくるのは難しいですよね。
残念ですがそこはあきらめましょう。
経年変化の場合
次に、特に傷や汚れも無く、
通常の生活を送っていたのに返ってこなかった場合。
なんで？どうして？？
と驚きますよね！
そこで確認したいのが、貸主との賃貸契約書。
賃貸契約書の中に敷金○カ月の欄に続いて
「解約時償却△カ月」と記載されてないか確認すること。
解約時償却とは、簡単に言うと
「その△カ月分は返却しない」という意味です。
例えば、敷金２カ月のうち解約時償却１カ月だと
１カ月分は、どんなにキレイに部屋を保っていても
返ってこないということです。
気づかないと恐ろしい項目です。
契約書についてはもう１つ。
国のガイドラインなどで
貸主が負担となってる項目でも
契約書に借主の負担と記載してあれば、
借主負担となるということ。
つまり、ガイドラインよりも
契約時の契約書が重要なんです。
ちなみに、さきほどの解約時償却の金額も
貸主によって違うので注意が必要です。
家探しの時は何かとバタバタしがちで、
そういった細かいところを
見落としがちです。
契約時にも、貸主との項目確認や
契約書の確認はしっかりしておくことが大事ですね！
まとめ
今回は敷金が返ってくる割合、
返ってこない場合について調べました。
だいたい７割の人が、返還してもらってました。
残り３割の人は、せっかく払った敷金が返還されませんでした。
その理由として、契約時の確認事項の見落としが挙げられました。
貸主の負担、借主の負担などの項目、
現状回復する際の負担がどちらになるのか？
面倒だからといってスルーしないこと。
自分が損しないために、
少し時間をかけてでも
契約の確認はしっかりしておきましょう。
すでに契約して、退去を考えている人は、
まず、契約書を見直してみましょう！
そこから何か対策できるかもしれません。
