一年の始まりはお正月。
そのお正月のイベントといえば「お年玉」です。
ウィキペディアなどで調べてみても、
その由来ははっきりしませんが、
今のようにお金を渡すようになったのは戦後のようです。
親戚中の大人からもらえる「お年玉」は、
子供にとってお小遣いとは次元の違う額のお金であり、
それを手にとることができる数少ない機会でした。
そして大人になって、
今度は自分がお年玉を渡す側になりました。
そうすると気になるのが、
あて名書きなどの体裁です。
親戚など他の人に失笑されないよう、
正しい書き方をまとめました。
お年玉袋の書き方、裏と表
お年玉を渡すときには、
お金(殆どの場合お札でしょう)を
お年玉袋(ポチ袋とも呼びます)に入れます。
そして袋にお金を入れただけで渡すのはいただけません。
誰が誰に渡したものなのか、
分かるように名前を書く必要があります。
大きさはちがっても結婚式のご祝儀袋と似ています。
まず、表面です。
表面には渡す相手の名前を書きます。
書く場所は「左上」です。
「~様」とかではなく、
「~くん」「~さん」でよいでしょう。
同名の子供がいる場合は、
苗字から書くようにします。
相手の年齢に会わせて「~ちゃん」でもOKです。
また、名前は漢字で書くのが一般的ですが、
これも幼いこどもにわたす場合はひらがなで大丈夫です。
そして裏面には自分の名前を書きます。
場所は「左下」です。
「叔父より」「叔母より」と書く人もいますが、
ここは相手に名前を知ってもらうためにも、
しっかりフルネームでかきましょう。
筆記具は、ペンなど消えないもので、
少し太目に描けるもののほうが見映えがよいようです。
あと悩ましいのが金額の記入です。
ネットを調べると要否両方の事例があります。
私の場合は、鉛筆で裏面の左下に
目立たないように小さく書くようにしています。
親として、子供がいくら持っているのか
把握するのに便利ですから。
お年玉の書き方見本
いざ、お年玉袋に書こうとすると、
「本当にこれでよいの?」と迷いが生じてしまいます。
書き直しの跡は見苦しいので
一発で決めたいところです。
できれば「見本」が欲しいところです。
そんな時に心強いのがネット検索です。
googleなら「お年玉袋」「書き方」などのキーワードで検索して、
検索結果のところで「画像」を選べば
多くの記入例の写真が見つかります。
見本がみつかったら綺麗な字で
相手の名前と自分の名前を記入していきます。
綺麗に書くためには適切な
場所で適切な姿勢で書くことが大切です。
まず、机を用意します。
もちろん書くために机の上はきれいに片づけましょう。
そして机に正対し、背筋を伸ばして座ります。
筆記具は、筆でもペンでも書きやすいほうでOKです。
ポイントは、手首を動かすのではなく、
ひじから動かして書きます。
「まっすぐな線」を書いて見て、
線が真っすぐに引ける姿勢・書き方を覚えましょう。
いらない紙で試し書きをするのが有効です。
マナー補足・お年玉をあげる日にちはいつまで?
お正月の期間は松の内
(一般に1月7日。地域によって違います。)です。
ですので、元旦から1月7日くらいまでに渡すのがよいでしょう。
それ以外では「お小遣い」として渡すのが一般的でしょう。
もし、お正月期間に渡せず、他日になるのなら、
渡すときに「これはお正月に会えなかったので~」とか
一言を添えて渡せばよいでしょう。
まとめ
お年玉の由来の中に、
子供が一年間無病息災で過ごせるように願うために
餅を贈ったという説があります。
「餅」が「お金」に変わりましたが、
子供たちに元気に過ごしてほしいという想いは変わりません。
お年玉を渡すときには、
そんなあなたの想いを一言添えて渡してあげましょう。
あと、自分の両親にお年玉をあげた、という人がいますが、
「お年玉」は目上の人が下の人に渡すものです。
自分より年配の人に渡すのなら「お年賀」となりますので、
気を付けましょう。