あなたは温室効果ガスって聞いたことありますか?
これは二酸化炭素やフロンなどの気体が、
地球の表面を覆っているガスのことです。
本来はビニールハウスと同じ原理で、
地球を囲みこむことで温度を一定に保つという役割があります。
これがないと、地球上の温度は-19度になると言われています。
しかしながら、二酸化炭素が増えすぎたことによって、
温度が必要以上に貯め込んでしまっているという現象が進行しています。
それが温暖化と言われています。
対策はズバリ、二酸化炭素などの放出を減らすこと。
ただ簡単に『そうは言ってもどうしたらいいの?』となりますね。
今回は身近に出来る温室効果ガスの削減対策について触れていきます。
家庭での温室効果ガスの発生源って?
どう削減するか、という前に
まず家の中の何に原因があるかというところです。
これが分からないと、そもそも手の打ちようがありません。
原因は自動車、照明などいろいろありますが、
何といってもエアコンは最たるものではないでしょうか。
エアコンは身体に負担がないように
一番私達が頼っている電化製品と言えるでしょう。
日本の四季は他の国に比べて物凄くはっきりしていて、
気温の移り変わりが物凄く激しいからです。
では、具体的にどのように工夫をすべきでしょうか。
家庭で出来るエアコンの温室効果ガス対策
冷房時
ON・OFFを繰り返しましょう。
設定温度に達すると、エアコンはパワーを弱めます。そんな状態でいつまでも付けっ放しにしても、エネルギーも電気代もかかるだけです。
電源をOFFにして、ムダなエネルギー利用をストップさせましょう。
ただし、近年夏場の気温上昇が激しくなっています。
室内での熱中症が多発していますので、
無理はせず熱くなったら付けるようにしましょう。
遮光カーテンをしめる。
外からの光や熱をシャットアウトさせることで、
室内の温度をより効率的に保つことが可能です。
ただ全部閉めると部屋の中が暗い印象になってしまいます。
例えば、
- 片側だけ閉める
- 部屋がそこそこ涼しくなるまで閉めるなど。
これだけでも、十分に効果は得られます。
冷感スプレーや汗ふきシートを上手につかう。
夏場にドラッグストアに行くと、よく発売をされています。
メントールという成分が含まれていて、
身体を涼しく感じさせる効果があります。
こういったものを利用して、エアコンの動作を減らすのもよいでしょう。
暖房時
ON・OFFを繰り返しましょう。
先ほどの冷房と同じ理由ですね。
冷房時と違う点としては、
エネルギーが冷房より激しくかかってきます。
室温約5度しかなかった部屋を18度くらいにさせるのですから。
さらにはかなりの温度差があるので、
部屋全体を暖めるのに時間がかかる
というデメリットもあります。
冷房と同様にある程度室温が上がったらOFFにして、
寒くなればONにする。
これを繰り返していきましょう。
扇風機を活用
「冬に扇風機?大丈夫?」と思った方もいるかと思います。
もちろん、風を自分に向けるのではありません。
冬の扇風機の使い方は、よその方向に向けることです。
空気の性質として、
- 冷たい空気 ⇒ 質量が大きく、下へ。
- 温かい空気 ⇒ 質量が小さく、上へ。
という特徴があります。
どれだけエアコンのみに頑張ってもらったところで、
冷気が下に溜まっていくだけなので非効率と言えます。
そこで扇風機の出番です。
扇風機の風を上向きにして回すことで、
温かい空気を下へ落として空気をかき混ぜるのです。
そうすることで、小さな設定温度でも
部屋の温度をより効果的に上げることが出来るというわけです。
まとめ
本当にちょっとしたことではありますが、
今まで挙げたものでしたら、気軽に対策が出来ると思います
ただ一つだけ注意してほしいことがあります。
それは『あまり力を入れすぎない』ということです。
理由は2つあります。
1.一気によくなるわけではないから温暖化はもう何十年も前から、
積み重ねて起こった現象です。
なので、そういったものを一気に解決させようというのは非常に難しいです。
打開策もこれと同じことで、時間をかける必要があります。
私達の意識やちょっとした工夫の積み重ねが、
少しずつ改善へとつながるのです。
2.継続は力なり何でもそうですが、
気合いを入れすぎてしまうと、
かえって継続が出来なくなります。
いきなり大きなことをしようとしても、
苦痛や挫折をしてしまって、
やめてしまうようでは意味がありません。
無理のない程度の知恵やアイデアを出して気楽に行動することが、
この問題の対策になるのです。
あなたの一人ひとりの力が、大きな結果をもたらします。
いきなり全部は無理という方も、
『あ、これだったら出来るかも』
というところから始めていきましょう。
そしてもしより良い方法があるならば、
SNSなどで投稿して是非共有していってください。
自分のためだけに留めるのではなく、
世の中に広めていけば、
さらにアクションを起こす人が増えていくはずです。