味噌汁が体に良いとは聞くけど、
脳にはどんな効果があるのだろう‥
と気になった事はありませんか?
そんなあなたへ、
とても身近な味噌汁の脳への効果を
ご紹介していきます。
脳に嬉しい4つの成分!
レシチン
味噌汁には、沢山の栄養素が含まれているのですが、
その中でまず注目したいのが、このレシチンという成分です。
他の大豆製品や卵黄などにも多く含まれているのですが、
記憶をつかさどる神経伝達物質、アセチルコリンの材料となります。
この栄養素が欠乏してしまうと、記憶力低下につながってしまう
といわれていますので、積極的に摂取していきたい成分です。
脳の老化防止や、
イライラを抑制してくれる効果も
あるそうですよ!
大豆サポニン
こちらの成分は、抗酸化作用があるため、
- 活性酸素を除去し、
- LDL(悪玉)コレステロールの蓄積を抑えてくれて、
- 動脈硬化の予防になり、
- 脳梗塞の予防
につながります。
脳だけでなく、成人病や発がん抑制効果なども
報告されているようなので、
色々な効果を期待して摂りたいですね。
トリプトファン
続いてトリプトファンですが、しあわせホルモンといわれる
セロトニンを作り出す材料として必要となる成分です。
このセロトニンは、三大神経伝達物質の一つで、
脳がストレスを感じると分泌されます。
イライラやストレスが緩和されて、
自律神経のバランスを整えてくれます。
精神の安定にとても大切な役割を果たしている物質です。
GABA
CMなどで耳にしたことがあるかもしれませんが、
このGABAという成分は、脳の興奮を抑えてくれます。
穏やかな眠りに誘ってくれたり、
ストレスを抑制したり、
リラックス効果もある成分です。
さらに、血圧を下げる効果も科学的に確認されているようです。
これらの効果を知って意識しながら飲むと、
健康効果も一段と上がるかもしれませんね!
味噌汁の塩分対策
脳に良いと分かっても、
やはり塩分が‥と気になりますよね。
ちなみに
- 男性の1日の塩分摂取量は8.0g未満、
- 女性は7.0g未満、
- 高血圧の人は6.0g未満
とされています。
味噌汁に含まれる塩分はおよそ1.2gですので、
一日一食ではまず心配はないそう。
健康状態にもよりますが、一日三食飲んでも、
そこまで心配しなくても良いそうです。
それでもやはり気になる場合は、
市販の顆粒出汁を使うのはやめましょう。
塩分が含まれている事もあるからです。
出汁をしっかり取ることで
味噌の使用量を抑え、
塩分摂取量を減らすことができます。
さらに具沢山にして、
汁自体の摂取を少なくする方法もあります。
具沢山にすれば、
それぞれの具材からの栄養も取れますし、
塩分摂取量も減り、一石二鳥ですね!
味噌汁のおすすめのタイミングは?
いつ飲んでも良い味噌汁ですが、
特におすすめなのは朝です。
先ほどもご紹介したトリプトファンですが、
睡眠に効果を発揮する、
メラニンというホルモンとも関わりがあります。
味噌汁を飲んで16時間くらいすると、
摂取したトリプトファンが
セロトニンからメラニンへ変化し、
夜の眠りが促進されます。
その他、全身の血のめぐりを整えてくれたり、
脳の活動に使うエネルギーを補給してくれたり
と良い事ずくめ。
確かに寒い冬の朝は特に、暖かいお味噌汁を飲むと、
ホッとすると同時に、ちょっとやる気が出てきませんか?
まとめ
今回は、脳に関してのメリットを中心にご紹介してきましたが、
参考になりましたでしょうか。
味噌汁はさまざまな具材の組み合わせが出来るのも特徴ですので、
「この組み合わせだとどんな効果があるのかな?」
と、毎日楽しみながら作っても良いですね!
その他にも、腸やお肌などへの嬉しい効果も
まだ沢山ありますので、日頃あまり飲んでいなかったあなたも、
これを機会に、飲む習慣をつけてみてはいかがでしょうか。