日日是好日~快適生活

役に立つ生活豆知識、ライフハックなどを紹介するブログ

サイト内にPRが含まれています

プラスチックストローはなぜ消えた?企業が取り組むマイクロプラスチック対策と脅威

先日、情報番組で「皿を洗うスポンジ」の特集していたのですが、
視聴者からの投稿でマイクロプラスチックについて心配する声が。

なにやら、スポンジも細かいプラスチックの集まりで、
皿を洗った水に混ざり排水され、海へ…。

以前からも問題になっている、いわゆるプラゴミ問題ですね。

そこで今回は、以前から各企業が続々と始めているプラゴミ対策と
マイクロプラスチックが与える影響について調べてみました。

プラスチック削減へ!企業が取り組んでる対策とは?

f:id:tommy22:20210617064838j:plain

さて、マイクロプラスチックを無くすためにはどうしたらよいのか?

簡単な話、マイクロプラスチックの元であるプラスチックを
減らすことができれば解決になると思いませんか?

そこで、プラスチック削減対策に各企業が立ち上がり、
様々な取り組みをしています。

もうすでに根付いているのは、
レジ袋有料化」ですね。

各企業のスーパー、コンビニなどが一斉に有料化になりました。

そして最近続々と始まってきたのが、
プラスチックストローやカップの廃止」です。

スターバックスのプラスチックストロー廃止のスタート時は、
大変ニュースにもなりました。

最近はストローだけでなく、
カップも紙製へ切り替えが始まりました。

しかし、紙製への抵抗や不安があるお客様も少なくありません。

その点の不安なども無くすよう、
スタバは大変努力しているようです。

北欧家具量販店のIKEAは、使い捨てプラスチック用品の販売を廃止し、
レストランでの提供も廃止しています。

国内の企業では、すかいらーくグループがレストラン全店で、
ドリンクバーに常備していた
プラスチックストローを廃止しています。

また、日清食品では、カップ麺の容器を自然に分解される素材の容器へ
切り替えていくようです。

国内外の企業がそろって削減に取り組んでいるようですね。

マイクロプラスチックによる影響は何がある?

f:id:tommy22:20210617064908j:plain

そもそもなぜ、企業はそこまでして削減に取り組んでいるのか。

まずは環境への影響から調べてみました。

世界の海に漂うマイクロプラスチックは
50兆個以上といわれています。

それを海の生物が食べてしまうことにより、
消化器官が詰まってしまったり、プラスチックのもつ毒性から
体の中で炎症を起こしたりと物理的ダメージをおってしまいます。

また、プラスチックを製造する際に使用される添加剤についても、
有害物質に指摘されるものがあるようです。

細かく砕かれ、マイクロプラスチックになっても、
添加剤は残っているということがあるのです。

特に石油から作られるプラスチックは、
汚染物質を吸着しやすい性質なので、
汚染物質を付けたまま海洋生物の体内に入ってしまうと大変です。

それはなぜかというと、海洋生物の中には、
私たち人間も口にする魚介類も属しているからです。

マイクロプラスチックが魚の体内に入り、
その消化液でプラスチックに含まれる添加物が溶けだします。

それが蓄積し、やがて人間の口に入ると思うと…。

恐ろしくなりますね。

健康被害で考えられるのが、まずは生殖系です。

マイクロプラスチックが多く蓄積してしまっている鳥は、
中性脂肪が高く、カルシウム不足がみられるそうです。

その影響で、卵の殻が薄くなり、
雛が孵化する前に外敵に襲われて、
出生率の低下に繋がります。

これは鳥の例ですが、
いずれは人間への影響も少なからず出てくると言われています。

海外の研究では、
過去40年で男性の精子の数が半減したという報告があります。

それが全てマイクロプラスチックの直接の影響とは言えませんが、
プラスチックは少なからず生殖系に影響を与える環境ホルモン
持っているということです。

また、生殖系だけでなく
免疫系にも影響を与えることも分かってきています。

先述した、プラスチックに含まれれる添加剤によって
人間の体にとって必要なビタミンや、
代謝に必要な成分が攻撃されてしまうそうです。

まとめ

f:id:tommy22:20210617064853j:plain
私たちの生活にすでに根付いているプラスチック。

企業側も扱いやすく、製造もしやすいが、
そのプラスチックが環境へ与える影響は恐ろしいです。

特に細かく砕かれたマイクロプラスチックは、
海洋生物の体の中へ入り、海洋生物への影響だけでなく、
我々人間の体にも大変な影響があるんです。

海洋生物の消化器官などを詰まらせたり、
傷つけて炎症を起こしたりする直接的な影響を及ぼします。

また、添加剤を含んだ汚染物質が体の中に蓄積し、
徐々にその体内の生殖系、免疫系へ影響を及ぼすのです。

その海洋生物が、人間の口に入る食べ物であれば、
その影響は少なからずあるでしょう。

わたしたちが便利に多様に使ってしまっている反面、
環境への影響もかなりあることが分かりました。
それをふまえながら、普段の生活も見直していく必要が
あるようですね。

また、各企業がプラスチックを削減するために、
様々な対策に取り組んでるようです。

我々の快適な生活も守りつつ、
環境へも配慮した企業側の努力は素晴らしいですね。