日本人だけでなく海外の人にも人気がある抹茶。
「和室でホッと一息に飲む」
とイメージする方も多いのではないでしょうか?
最近、抹茶はキヌアやチアシードのような
「スーパーフード」としても人気があります。
今回は、そんな抹茶の効能、飲むタイミング、適量についてご紹介します。
抹茶の主な効能は?
大きく分けて7つ。
1. 脂肪燃焼、代謝促進
「茶」という字が付いてるだけに茶カテキンの作用が期待され、
血流、血行促進による脂肪燃焼、代謝促進の効果があるようです。
しかも抹茶に含まれるカテキンは緑茶の2倍です。
ダイエッターにとっては嬉しい効能ばかりですね。
2. 便秘防止
抹茶には不溶性食物繊維が多く含まれているため、
それによって腸の動きを促してくれます。
便秘改善、腸の不快感も緩和できるでしょう。
ただし、抹茶はカルシウムも含まれているので
飲みすぎると逆に便秘になってしまうため注意が必要です。
3. アンチエイジング
ビタミンCによる粘膜や皮膚の健康維持。
あとは新陳代謝も促進してくれるので、
お肌が気になり始めた女性が最も期待したい効能です。
4. 生活習慣病の予防
ビタミンEの抗酸化作用で、体内の脂質の酸化を防ぎ、
細胞の健康維持に役立ちます。
それによって、動脈硬化などを予防できるのです。
また、カテキン成分により血糖値の上昇も抑えてくれます。
食事と一緒に摂るのもおすすめですね。
5. 眠気防止
カフェインによる神経細胞の活性化、血行も促進してれます。
血流が良くなることで、集中力も高まります。
コーヒー苦手な方は抹茶で試しても良さそうですね。
6. 疲労回復
アミノ酸の一種である「テアニン」によるリラックス効果、
つまり副交感神経の働きを活性化します。
そして意外と抹茶の香りによるアロマテラピー効果もあるようで、
なんだか飲んでホッとできるのもそのおかげでしょうか。
また、テアニンは緑茶の10倍も含まれているそうです。
7. 消臭、抗菌効果
クロロフィルによる消臭効果、カテキンの抗菌効果など、
普段から体調管理に気を付けたい方も注目です。
また、口臭予防や虫歯予防などにも効果的です。
飲むタイミングや適量、副作用とは?
だいたいの効能が分かったところで、
次は飲むタイミングについて考えてみましょう。
結論から言うと、飲むベストタイミングは「朝」ですね。
前述したように、抹茶にはカフェインの覚醒効果や
テアニンのリラックス効果があることが分かりましたが、
それって朝だと真逆の効果では?と思うかもしれません。
そこで調べたところ、テアニンはリラックス効果もある一方、
セラトニンという神経細胞を活性化させる成分も含まれているのです。
なのでカフェイン同様、集中力、記憶力を高めたい時など、
いざという時に効果的ですね。
そしてもう一つ。
カテキン成分には抗菌、抗アレルギー作用もあります。
冬場など風邪やインフルエンザが流行る時期、
また花粉症の時期などは、朝、家を出る前に飲んでも良さそうですね。
しかし、カフェインは過剰に摂りすぎると
神経過敏や睡眠障害などが起こるので注意が必要です。
また、タンニンも鉄の吸収を妨げる効果があるので
貧血気味の人は摂りすぎに注意しましょう。
1日10杯までが限度なので、
5~8杯といったところが適量でしょう。
まとめ
海外からも注目が高く、日本人の誇るべき抹茶。
その効能も多く、まさにスーパーフード。
同じく知名度の高い「緑茶」には無い成分も含み、
「カフェインを摂りたいけど、コーヒーが苦手」
「疲れを取りたい、リラックスしたい」
という人におすすめな飲み物です。
摂りすぎに注意しながら飲めば
すごく頼りになる味方です。
我々日本人は最も身近な飲み物のひとつでもあるので
健康のためにも、たくさんの人に飲み続けてもらいたいですね。