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クマの被害が相次ぐ!なぜ人を襲う?もしものときの対処法を知っておこう

近年、クマのエサとなる木の実が不作であり、
また人を怖がらない『新世代クマ』が
増加していることから人が住む町に下りてきて、
農作物を荒らしたり人を襲ったりしています。

今回はクマはなぜ人を襲うのか?

クマに襲われる特徴や襲われないための方法を
紹介していきたいと思います。

クマはなぜ人を襲うのか?

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ほとんどのクマは人と遭遇すると自分から
去っていくことがほとんどです。

しかし、クマの中には人を襲うクマも存在します。

そのクマが人を襲うのにはいくつかの
理由があります。

一つ目は、人を食べるため

『人を食べるため』といっても本当に人を
食べるために襲うクマもいれば、襲っている内に
食べ物と勘違いしてしまうクマ、
また人を襲っている内に人が死んでしまい
食べてみたという興味本位のケースもあります。

そして、一番厄介なのが一度人を食べたクマは、
次も人を食べるために襲うということです。

そして、そのクマが親になり、子グマにエサの
取り方を教える時に人の襲い方や食べ方を教え、
その子グマは『人を怖がらないクマ=新世代クマ
となっていくのです。

二つ目は、不意な遭遇

人がクマに出会って驚くように、
クマも人に出会って驚きます。

そして、クマも自身の身を守るために
人を攻撃します。

三つ目は、子グマを守るため

親グマは子連れの場合は、かなり警戒心が強く、
自分の許容範囲に入ると子グマを守るために
攻撃してきます。

また、子グマは好奇心が旺盛で人に
近づいてくることがあり、その近くに親グマも
絶対にいるので注意が必要です。

四つ目は、力試しや気が立っている

この理由は、若いクマによくあることです。

2〜3歳の若いクマは力試しのために
人を襲うことがあります。

また、若いクマは自分のナワバリを持っておらず、
不安や空腹などにより苛立っていることがあります。

そんな時によく人を襲います。

五つ目は、人への恨み

クマは人への恨みにより襲うことがあります。

親グマの目の前で子グマを撃ち殺されたり、
猟師に撃たれ手負いになったりなど人に恨みを
持つクマは凶暴化します。

このように五つの理由によりクマは人を
襲うことがあるのです。

クマに襲われないための対策

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クマに襲われてないためには
事前の装備や知識が必要です。

それらのポイントを紹介します。

不意の遭遇を回避するためには、
常に音が出る鳴り物を持つということです。

例えば、ラジオなどが有効的です。

また、万が一忘れた場合は10分おきくらいに
声を発するのも有効的です。

鳴り物を持っていると人の気配を感じクマは
自ら立ち去ってくれます。

次に、子グマを見つけても近づかないことです。

上記にもありましたが、
子グマ付近には必ず親グマがいます。

親グマは警戒心が強く
気が立っていることがあるので、
かわいい子グマを見つけても
不用意に近づかないことが一番です。

次に、クマの足跡やフン、
シカなどの動物の死骸を
見つけたら引き返すことです。

これらの痕跡を見つけた場合には、
すぐ近くにいる可能性があるので、
すぐにその場を離れるようにしましょう。

次に、野宿する場合は
テントの近くで調理をしないことです。

クマは匂いに敏感なので料理の香りなどで
近寄ってくることがあります。

また、ゴミなども持ち帰るようにしましょう。

このように事前の準備が必要なものや
知識が必要なものもありますが、
なにしろ危険を察知したら、
目的があったとしても引き返すことも大事です。

クマに出会った時、襲われた時の対処法

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クマに偶然遭遇してしまった時、
襲われしまった時の対処法を紹介します。

クマに遭遇した時は、
絶対に背中を見せて逃げないことです。

急な行動はクマを興奮させます。

また、クマは時速50kmで走ります。

100mを7秒台で走るスピードなので
逃げ切ろうと思っても到底無理なのです。

ましてや、不慣れな山では人は勝てません。

なので、クマと向き合いしっかり目を見て
ゆっくり後退りし、クマの姿が見えなくなってから
ダッシュで逃げてください。

それでも、クマが近づいて来る場合は、
クマ撃退用スプレーを用意しましょう。

また、持っているカバンを置いていくのも
一つの手段です。

クマがカバンを漁っている間に
ゆっくり逃げましょう。

それでは、もし襲われてしまった時の対処法は、
防御姿勢をとることです。

防御姿勢とは、うつ伏せになり、顔と腹部は地面に
着け、首の後ろに手を回して守りましょう。

そして、リュックなどがプロテクター代わりになり
背中を守ります。

襲われて転がされても、
その勢いでこの体勢を維持しましょう。

怖いですが、襲われた際は
この防御姿勢をとってください。

まとめ

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今回はクマはなぜ人を襲うのかについて
紹介しましたが、クマは秋が要注意です。

クマは冬眠に備えて
食料を蓄えるために活動が活発になってきます。

ましてや、今年はクマの好物でもあるブナの実が凶作であり、
ミズナラやコナラなども並作以下となっているので
山の麓の地域にクマが出没することが予想されます。

すでに、8月9月にも目撃や襲われる被害が相次いでいますので、
紅葉の季節もあって登山に出掛ける際は、
鈴やラジオ、クマ撃退スプレーをしっかり準備して
クマに遭遇しないように
厳重に注意して登山を行ってください。