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子供のゲーム依存症!家族でできる対策とは?

ゲームに夢中になっている子供をみていると
親は不安に感じることもあるでしょう。

もしかしてゲーム依存症かも、
と思ってしまうこともあるかもしれません。

子供が家にいることも多い環境で、
一日中ゲームをしやすいこともあって心配してしまいますね。

そこでゲーム依存症についての知識と対策を解説していきます。

ゲーム依存症の症状

以下の症状が12ヶ月続いた場合、
ゲーム依存症と診断されることがあります。

外で遊ばなくなった

ゲーム以外の楽しみがないので
部屋にこもってゲームするようになります。

体を動かさず同じ姿勢で長時間すごすことが多くなるので、
頭痛や腰痛、食欲低下などの体調不良になることがあります。

子供の健康状態に異常がないか見張る必要があります。

不登校、成績低下

生活の中心がゲームになるので、
勉強しなくなり成績が低下することがあります。

また勉強から離れ授業についていけなくなり
不登校になる場合もあります。

学業不振が子供の社会への阻害につながるので注意が必要です。

親子喧嘩が多くなった

子供がゲームに依存するようになると、
当然親は心配から子供からゲームを離れさせようとします。

子供はゲームを邪魔されることから親と口論するようになります。

子供が攻撃的になった原因を親はゲームのせいにしますが、
子供はゲームを邪魔する親が原因と思っています。

喧嘩が増えると親子のコミュニケーションがとりづらくなり、
ますます悪化してしまう危険性があります。

生活の軸がゲーム中心になっている

ゲーム依存症になると
生活のすべてがゲーム中心となるので、
自分の行動がコントロールできなくなります。

部屋は散らかり身だしなみは乱れ、
時間や約束にルーズになっていくようになります。

また深刻なのは睡眠不足に陥る場合もあります。

睡眠不足になると昼夜逆転の生活になり、
上記の症状すべてが当てはまる危険性があります。

子供は早くゲームがしたくて
少しの時間を無駄にしたくない思いがあります。

生活にルーズさが出てきたら注意が必要です。

ゲーム依存症になる原因

ゲーム依存症はすべてゲームが原因だと思ってしまうかもしれません。

しかし子供のパーソナリティにも原因がある場合があります。

子供のことを理解して、
どうしてゲームに依存してしまったのか
考えてみる必要があります。

子供のコミュニケーションスキルが低い

子供自身のコミュニケーションスキルが低いと
ゲーム依存症になりやすい場合があります。

人との関わりが苦手な人は内側にこもりやすく、
ゲームを求めやすくなる可能性があります。

とくにオンラインゲームにのめり込む人は、
ネットを通じての人間関係を求めている傾向があります。

ゲームが人間関係を苦手にさせているのではなく、
人間関係が苦手だから結果ゲームをするようになったのです。

子供部屋にゲーム機器が置いてある

子供部屋にゲーム機がおいてある部屋は、
親の目を気にせずいくらでもゲームができるので
依存しやすい傾向があります。

親が子供を大人しくさせるためにゲームを与えていると、
自然と子供はゲームをしやすくなるでしょう。

達成感をを感じる

ゲームをクリアしていくうちに
達成感を感じゲームにのめり込んでしまします。

たしかにゲームをする人はだれでも達成感を感じますが、
孤独感や空虚感をうめるためにゲームをするようになると
依存につがなるようになります。

成績が悪い、友達ができない等
うまくいかない現実生活の埋め合わせを
ゲームにもとめてしまうことがあります。

承認欲求や自己肯定感を
オンラインゲームを通じて満たされていくようになると、
ますます依存してしまうようになるでしょう。

ゲーム依存対策家族でできること

子供がゲーム依存症にならないためのポイントは

  • 子供の接し方
  • 親子でルール作り
  • 環境づくり

です。

家族だんらんの時間を作る

子供は孤独からゲームに依存してしまうことがあります。

そのため子供が孤独にならないよう
いっしょに会話する機会をつくりましょう。

はじめは少ないかもしれませんが
徐々に増やしていけば子供も繋がりを感じるようになるでしょう。

子供の興味を見つける

親はどうしても「ゲームはダメ」といってしまいたくなりますが、
頭ごなしに否定しないようにしましょう。

「ゲーム以外でも楽しいことがあるよ」
といって一緒にやってみるとよいでしょう。

はじめは反発するかもしれませんが、
根気よく続けていくと子供は
少し楽しみを見つけるようになるかもしれません。

ゲームは悪、なのではなく、
ゲーム以外にも楽しいことがあることを教えていきましょう。

ゲーム依存症について親子で話し合う

「ゲームが悪い」
「ゲームばかりする子供が悪い」
といって責めてはいけません。

問題なのは「ゲームに依存してしまうこと」なのです。

ゲームに依存するとどんなことになるのか
親子で一緒に考えてみることです。

子供だって本当は健康を害したり
社会生活が悪化することを望んでいないのです。

ゲームに依存してしまう心の奥底には、
いろんな葛藤を抱えているはずです。

親子でゲーム依存症について語り合っていくことが大切です。

親子で一緒にルールを決める

「ゲームは一日一時間」と親が一方的に決めるのは、
かえって時間を守らないだけでなく不満も募ります。

子供に守らせるのでなく、
子供が守れるようにしていくようなルール作りが大切です。

子供はいくらでもゲームがやりたいというかもしれません。

でも親は

「やりすぎると宿題を忘れるし、
病気になってしまうからいけない」

と子供にいいきかせます。

そうすると子供は

「じゃあ宿題やってからゲームするから」

と自分でルールを決めるようになります。

さらに子供自身が決めたルールは守りやすい効果があります。

心理学でいう「コミットメント効果」というもので、
誰かに向かって宣言したことは達成しやすいという効果があります。

子供が自分でゲームの制限時間を決めていくことで
自発的に守るようになるでしょう。

子供が自分から約束を守る姿勢がゲーム依存症を防ぐのです。

もし子供がルールを守らないなら

子供が制限時間を超えてゲームしていたら

「いつまでやってるの、ちゃんと約束したでしょ」

といいたくなりますよね。

でもすぐに厳しい態度で叱ってしまうと、
せっかく築き上げた子供との信頼関係を失ってしまいかねません。

かといってそのままゲームを許しては、
子供を甘やかしてしまうことになります。

その時はどうして時間を守れなかったのか
子供から話を聞いてみましょう。

たとえばセーブポイントがなかった、
ボスキャラ戦が長引いたなど子供なりの理由があるかと思います。

子供の理由を聞いた上で
どうすれば時間が守れるのか話し合ってみましょう。

ルールを決めるときも破ってしまったときも、
子供と一緒に話し合うことが大切です。

またゲームは親の目の届くところでさせることが大切です。

子供に自主性があっても
自分でコントロールできないことがあります。

親の目があると子供も時間を意識するようになります。

また多少時間をオーバーしてもあまり口出しないようにして
子供の自主性を信じてみましょう。

まとめ

子供のゲーム依存症はゲームに問題があるようにみえますが、
実際は子供の内的問題や子供をとりまく環境が原因であります。

ゲーム依存症にならないためには
親子のコミュニケーションが大切です。

ゲームが悪い、
のめりこむ子供が悪い、
と決めつけるのでなく、
ゲーム依存について一緒に考えていく必要があります。

子供が自分でルールを決めていくことで、
子供に自主性が育まれゲーム依存防止になるでしょう。

子供と一緒にゲームと付き合っていく方法を
考えてみてはいかがでしょうか。