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勉強のやる気がでない子供には叱るより「勇気づけ」

子供が勉強したがらない姿をみると不安に思うかもしれません。

かといって

「勉強しろ」
「宿題やれ」と

命令すると子供はやる気がなくしてしまうでしょう。

やる気がでない子供がには
どのように接すればいいでしょうか。

アドラー心理学のアルフレッド・アドラーは、
子供をのばすのに叱るのでなく
「勇気づけ」が大事だと述べています。

無条件で相手を尊敬・信頼し、楽観的思考で話を聞く、
そうした態度が相手を勇気づけるというのです。

対等な関係でお互いに寄り添うことで
信頼関係を気づきながら
子供を勉強へと向かわせることです。

勉強のやる気がでない子供への
「勇気づけ」とはどういうことでしょうか。

「勇気づけ」とは?

子供の力を信じること

まず親は子供の可能性をとことん信じることです。

「絶対成績よくなる」

「将来すごい大学にいける」

勉強しない子供をみていると
なかなか信じれないかもしれません。

もともとやる気がない子供は
劣等感で自分の力が信じれないところがあります。

だから親は子供に言い続けることで
子供の力を信じてあげるのです。

根拠のない自信を持たせる

子供の成績が低くても
子供の可能性を信じ抜くことで
子供は勇気づけられます。

たとえ0点をとっても
「大丈夫」と楽観的に接するのです。

勇気づけとはたんなる励ましとはちがって、
ありのままの子供を受け入れることです。

成績の悪い子供でも
親はありのままの子供を受け入れるのです。

子供は悪い成績を繰り返しているから自信がありません。

だから親は子供に根拠がなくても自信をもたせるのです。

ありのままの子供を受け入れる

成績が悪くて本当に辛いのは子供のほうです。

学校でできの悪さをからかわれたり
点数の悪さに落ち込んだり、
成績の悪いことに親に申し訳ない思いをしたりしているはずです。

子供が学校で味わった劣等感を
親は受け止めることが子供の勇気づけにつながります。

無条件が大切

勇気づけで大切なのは「無条件」ということです。

この無条件さが子供の信頼を得ることになり
子供は対等につながっている安心感が得られます。

成績が良くても悪くても無条件で勇気づけることが
学習意欲につながっていくのです。

勇気づけるときの注意点

褒める、と勇気づける、は違う

褒めるは勇気づけると同じようにみえますが異なります。

「褒める」は成功にたいして褒めるという報酬をあたえることです。

「勇気づける」は成功、失敗に関係なく無条件で勇気づけます。

褒める、だけでのばそうとすると、
子供は褒められるためだけに勉強をするようになります。

子供の勉強は「自分のため」だということを身に付けさせなければなりません。

命令は逆効果

子供が勉強していないのをみると、
つい「勉強しなさい」といいたくなるものです。

しかし「勉強しなさい」というのは
逆に相手の勉強意欲を失くしてしまうのです。

とくに「勉強しなさい」といいたくなるのは
子供がゲームをしている時などではないでしょうか。

楽しんでいる時に遮られるとやる気がなくなります。

本当はゲームの後で勉強するつもりだったら、
なおさらやる気がなくなるでしょう。

命令することはかえって逆効果になります。

勉強は子供のため

勉強しない子供をみて心配になるとおもいます。

子供の勉強は子供のためですが、
かと言って子供の将来の面倒を見守るのも親の役目です。

大切なのは、その結果を負うのは子供の責任であって
親の課題ではない、ということです。

勉強して困るのは子供自身だということです。

親が不安だからでなく
子供の将来のために勉強をさせることが大切です。

まとめ

アドラー心理学の勇気づけから、
やる気を育む子供の勉強について話していきました。

親はどうしても勉強を強いてしまいますが
かえって逆効果になります。

親が子供と対等な立場になって
寄り添うことで子供のやる気を育みます。

子供を信じてどんなときでも
「あなたなら出来る」と勇気づけてみることです。

時間はかかるかもしれませんが、
やる気がでない子供もだんだんと
進んで勉強するようになるようになるでしょう。