車で給電といえば、電気自動車をイメージしますよね。
車で給電できたら、生活の幅も広がるし
楽になると思いませんか？
でも、電気自動車の値段は高いです。
なかなか買おうとは思いませんよね。
日本の電気自動車の普及率は低いです。
価格が高いのもそうですが、
車が燃えたりすることもあるのが原因の一つじゃないでしょうか。
そこで、日本で普及しているハイブリッドカーは
給電できるのでしょうか？
結論からいうと
ハイブリッドカーは給電できます。
ハイブリッドカーの種類はメーカーや車種によって様々です。
なので、日本で売れているトヨタにフォーカスをあてて解説します。
ハイブリッドカーで給電はできるのか？
先ほども話しましたが、
ハイブリッドカーで給電はできます。
簡単に説明すると
車が走っている間に発電し、電気を蓄えます。
その蓄えた電気を使って給電します。
その他にも、蓄えた電気を使って車が走るのを手助けします。
これがハイブリッドカーの低燃費につながります。
トヨタのハイブリッドカーのほとんどは
給電のためのコンセントを付けることができます。
どのくらいの電力を使えるのか気になりませんか？
なんと１５００Wです！
あまりピンときていないので電化製品で説明すると
- 電子レンジ：１３００W
- ドライヤー：６００～１２００W
- 冷蔵庫：１５０～５００W
- 炊飯器：３５０～１２００W
ざっとこんな感じです。
こうしてみてみると、ほとんどの電化製品が使えます。
最近の車は恐ろしいですね。
この電力でなにができるのかというと、
災害時や緊急時に給電できるということです。
近年、全国各地で災害があります。
そのたびに、電気が使えなかったりしますよね。
トヨタではそういった災害時に給電できる車を送っています。
現地の人はかなり助かったのではないでしょうか。
給電できる車を個人が持っていれば、
災害時や緊急時に役に立てるはずです。
その他にも、ハイブリッドカーの給電の使い方があります。
それは、アウトドアです。
釣りが好きな人は、あたりが真っ暗な深夜から朝にかけて
釣りをするので、電気を使えるのは魅力ですよね。
最近、ものすごく流行っているキャンプでも使えます。
バーベキューをするにしても電気があると便利ですよね。
こういったレジャーで給電できる車を使えば、
より楽しめるのではないでしょうか。
では、ハイブリッドカーは
どうやって発電しているのか気になりませんか？
次にハイブリッドカーの発電の仕組みを
簡単に解説していきます。
ハイブリッドカーの発電の仕組み
まず、ハイブリッドカーとは何かを説明します。
ハイブリッドカーとは、
２つの動力を使って走る車です。
つまり、一般的なハイブリッドカーは
エンジンとモーターの２つの動力を使っています。
止まった車を進めるときや
ある程度の速度に達するまでがエンジンの力がいります。
その動力をモーターに任せることで、
エンジンの消費をおさえています。
エンジンの消費をおさえることによって、
燃費がよくなり排気ガスも少なくて済むのです。
では、どうやって発電させているのか。
それは
回生ブレーキ
です。
「なにそれ？初めて聞いた。」
という人もいるはずです。
簡単に説明すると
走っている車のスピードを落とすときに、
モーターを使って減速させます。
その時のタイヤの回転を利用して発電させています。
これが回生ブレーキのざっくりとした仕組みです。
身近なものだと、自転車の前輪についているライトに近いです。
これもタイヤの回転を利用していますよね。
そんな感じです。
車がしっかり止まるには回生ブレーキだけでは力不足なので
従来のブレーキも使って減速させます。
回生ブレーキで発電した電気はバッテリーに蓄えられ、
そこからエンジンの補助をしたり給電します。
この回生ブレーキの仕組みを
ハイブリッドカーが出る前から使っている乗り物があります。
それは、新幹線です。
意外だったのではないでしょうか。
ちょっとした豆知識です。
まとめ
電気自動車で給電はイメージできましたが、
ハイブリッドカーでも給電できるのはすごいですよね。
災害時や緊急時に備えるのはもちろん、
アウトドアで楽しむのもいいのではないでしょうか。
エコカー減税も延長することも考えられているので
車を買い替える方は検討してみてください。
