子供の頃にお世話になった学習机。
造りがしっかりしているので、
大人になってからも充分使用に耐えそうです。
一方、学習用の机なのでデザイン的な要素はあまりありません。
そのため部屋の雰囲気にあわないからと、
物置や部屋の隅に使わずに放置している人も多いと思います。
しっかりとした造りの机を活かさないのはもったいない。
ですので、学習机をリメイクして再び使えるようにする方法を紹介します。
学習机にリメイクシートを貼る
学習机の見た目を変えて、部屋のインテリアと合うものにしたい。
でも、ペンキを塗るのはハードルが高そう、と思うのなら、
リメイクシートやカッティングシートを張る方法があります。
リメイクシートなどは、DIYショップ、ホームセンター
そして100円ショップでもいろいろな種類のものが販売されています。
気に入った色・柄のものを、机の大きさに合わせて購入します。
使うときは、貼る場所の形に合わせて切って使うので、
少し広め・多めに購入しておきます。
合わせて用意しておきたいのが、へらや刷毛。
シートを貼るとき、気泡が残らないようにするのに使います。
もし机にシール類が貼られているのなら、
剥離剤(シールはがし)があると便利です。
シートや道具が揃ったら、まずは準備です。
シール類を剥がして落書きなどを落とします。
中性洗剤を薄めたものでふき掃除をしたら、
次に水拭きそして乾拭きすれば準備完了です。
それではシートを貼っていきます。
シートの裏面には粘着剤が塗られていますから、
剥離しを少しずつ剥がしながら貼っていきます。
その時、空気が残っていると気泡になってしまいますから、
へらや刷毛で空気を追い出しながら
シートを密着させるようにします。
貼る場所にあわせて少し大き目にカットしておくと
作業がしやすくなります。
もし空気が入って気泡になってしまったら、
針で穴を開けると気泡を潰せば大丈夫です。
落ち着いて貼っていきましょう。
学習机にペンキ塗装を施す
外観を変える方法には「塗装」があります。
広い部分から、
シートを貼るのが難しそうな狭い所まで対応できます。
色も様々でシートのように剥がれる心配はありませんし、
大きさを気にしなくても大丈夫です。
そして順をおって行えばそれほど難しくありません。
準備するもの
- 紙やすり(80番、60番くらい。下地づくりにつかいます)
- ペンキ(水性のものが扱いやすいです)
- 新聞紙(作業場所が汚れないように)
- 刷毛(塗る場所にあわせた大きさのもの)
- ペイントローラー(机の上面など広い場所を塗るときに使います)
- お肉などが入っていたトレー(3枚程度、塗料やはけを置きます)
- ドライバー・レンチなど(取手や金具を外したり、
塗りやすいように分解したりするときに使います) - あと、2色以上で塗り分けるのなら、
マスキングテープがあると便利です。
下地の準備
古い塗装の上から新しいペンキを塗っても
ペンキが剥がれてしまったり、
古い色が透けたりしてしまいます。
ですから、やすりで古い塗装は剥がしてしまいましょう。
その時、作業しやすいように分解してしまうのもOK。
外したネジ類は、使われていた場所がわかるように
ケースなどに区別して入れておきます。
塗装
まず、作業する場所にペンキがつかないように新聞紙を敷きます。
塗料はトレーに入れます。
広めで底が平らなトレーは、
ローラーや幅広の刷毛にペンキを含ませるのに便利です。
塗るときは食品用トレーへペンキを入れると、
ローラーや刷毛で塗りやすいです。
色を塗り分けるなら、
境界にマスキングテープをはって置きます。
まずはペンキの伸びを確認します。
少し塗ってみて、
塗料の伸びが悪いときは水を少し混ぜて調整します。
そして一度で塗ってしまおうとせずに、
2~3回重ねて塗るときれいに仕上がります。
一度回塗ったら30分から1時間程度
乾かしてから次を塗ります。
塗り終わって塗料が十分乾いたのを確認したら、
元の状態に組み立てます。
生乾きのときに塗った面に触れると
指紋が付いたりしてしまいます。
ペンキの取り扱い説明を読んで、
乾燥時間を確認しておきましょう。
乾燥の手間と片付けはシートより手間がかかります。
学習机のリメイクでオシャに仕上げるなら
塗装やシートを貼って外観を変えた後は、
もう一手間かけてみましょう。
次のポイントは引き出しに付いている
取手類や鞄・帽子用のフック類です。
これらの付け替えも机の雰囲気の変更に効果的です。
取手類は雑貨屋さんや100円ショップで購入可能です。
また、Amazon、楽天などネット上にも
いろいろなものが販売されています。
購入時に確認しておきたいのが取付方法です。
せっかく購入にしたのに取付られない、
なんてことがないようにしましょう。
またフック類は使用荷重の確認も忘れずにおこないます。
商品のなかには取付用のねじ類が
セットになっているものもありますから、
ねじのサイズなどが不安な場合は
セット商品を使うのもありです。
まとめ
家具として学習机を見てみると、
造りがしっかりしていて机として使うのなら
まだまだ現役としてやっていけます。
残念なのは家具としてのデザイン性が不足している点です。
これはリメイク作業で補うことができます。
お手軽なのはシートですが、
寿命はペンキのほうが長くなります。
作業スペースとか時間を考えて選びましょう。
リメイクで、あなたの住空間にあった机になるよう
チャレンジしてみましょう。