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犬のしっぽは無意識に動いている?知らないと大変!うれしいだけじゃない感情表現

犬のしっぽは、色んな動きをしています。

しっぽの動きで、
犬の感情が分かるといわれるほど表情豊かです。

犬は、しっぽを動かすときに意識しているのか、
それとも無意識なのか気になります。

犬を観察していると、
眠っているのにしっぽを振っていることがあります。

動物のしっぽの動きは、
意識的なものと無意識なものがあると考えられているようです。

犬のしっぽの動きは何をあらわしている?

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犬のしっぽの動きは何をあらわしているのでしょうか。

喜怒哀楽を表現したり、
恐怖心や警戒、威嚇などさまざまです。

犬がしっぽをふっていると、
「嬉しい」「喜んでいる」ように見えます。

「楽しい」表現のときもありますが、
その逆の場合もあるので気を付けましょう。

低いところでしっぽをふっている、
しっぽを立ててふっているのは要注意です。

そんなとき犬は、
「怖い」
「近寄らないで」
など警戒や威嚇をあらわしています。

犬の中での位置づけなどにも動きは重要です。

眠っているときにしっぽが動くのは、
人間と同じように夢を見ているからといわれています。

眠りに入りかけたときに安心感があると、
動くこともあります。

飼い主さんがそばにいたりすると、
ほっとするのでしょうね。

犬は、しっぽだけでも
色々なことを表現しています。

犬のしっぽと脳の関係

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犬の脳は、
人間に比べて原始的なつくりになっています。

そのため、反射的に反応していることが多いようです。

あるイタリアの学識者の研究*1では、
おもしろいことが分かっています。

犬が感情をとらえるとき、
右脳か左脳のどちらを使うかで、
しっぽの動きが違うというものです。

脳の使い方で、
しっぽのふりが右か左にかたよるといいます。

主に右脳を使っているときはマイナス感情であり、
しっぽのふりが左にかたよります。

主に左脳を使っているときはプラス感情で、
しっぽのふりは右にかたよるそうです。

数年前に発表された内容ですが、驚きです。

しかし、犬の脳にまつわる研究は、
あまり進んでいないといわれています。

犬の感情に関する研究は注目されており、
期待が高まっています。

盲導犬の場合

目の不自由な人をサポートする盲導犬の場合、
しっぽをふるのでしょうか。

盲導犬になるために厳しい訓練を受けているため、
しっぽは下がったままになっていることが多いです。

盲導犬が歩いているときに、
しっぽが下がっているのは訓練されているためです。

「元気がない」
「気分が落ち込んでいる」など、
ネガティブな感情ではありません。

盲導犬は、
使用者が体の一部と感じられるように訓練されています。

頭やしっぽの動きは、とても重要です。

盲導犬がしっぽをふらないように訓練されていることから、
しっぽの動きは無意識なものだと考えることができます。

無意識な動きは、止めようとすれば止められるからです。

犬が「嬉しい」と感じたときに、
しっぽを強くふるのは、
感情を無意識に出しているとも考えられます。

感情を本能で表現しているように思えます。

盲導犬はハーネスをつけているときは仕事中なので、
あまりしっぽを動かしません。

しかし、ハーネスを外した仕事以外の時間は、
犬らしい感情表現をしています。

外で盲導犬を見かけたときは、
触ったり声をかけたり目を合わせないようにしましょう。

訓練されていても嬉しくなると、
しっぽをふってしまうことがあるそうです。

使用者や周りの人に迷惑にならないよう、
優しく見守りたいですね。

まとめ

犬のしっぽは無意識に動いているのか。

ほかの動物と同じく、
意識的な動きと無意識な動きがあるようですね。

犬を見ていると、
しっぽだけで色々な表現をしていることが分かります。

しっぽの動きは単に「嬉しい」だけではなく、
さまざまな感情もあらわしています。

視野を広げてしっぽを観察すると、
新たな犬の感情にも気付けそうです。

 

*1:イタリア、トリエステ大学のジョルジョ・バッロールティガラ氏率いる研究チーム