駐車場の心配が不要で狭い道へも入っていける自転車は、
お母さんの強い味方です。
保育園への送迎、近所の公園へのお出かけ、
毎日の買い物に活躍します。
その自転車に備えられている電動アシストは
坂道をぐいぐい押し上げる頼もしい相棒です。
お子様を乗せる電動アシスト自転車には、
チャイルドシートが必須アイテムですが、
悩みは取り付ける場です。
「前側乗せ」と「後ろ側乗せ」の2つの選択肢がありますが、
これはお子さんの年齢で選ぶのが良いのです。
毎日の自転車ライフが快適になる
チャイルドシートの取り付け方・選び方について
解説していきます。
電動アシスト自転車に子供を乗せるのは、前がいいか後ろがいいか?
前乗せと後ろ乗せの特徴をまとめました。
前乗せタイプ
- 取り付け場所:ハンドルの前もしくはハンドルの間。
- メリット:子供の様子が見える。子供も景色を楽しめる。
- デメリット:ハンドル操作が重くなる。
運転者の膝がシートに当たることがある。
後ろ乗せタイプ
- 取り付け場所:リヤキャリアの上
- メリット:前乗せよりもスペースに余裕がある。
大きめのシートを取り付けられる。 - デメリット:子供の様子がわからない。
子供が(前を見たくて)体をのりだすとバランスが崩れる。
このように前乗せ、後ろ載せには一長一短があります。
一般的な目安としては、
2歳・体重14kgくらいまでなら前乗せ、
それより成長した子供なら後ろ乗せがおすすめです。
電動アシスト自転車に子供を乗せられるのは、いつからいつまで?
自転車は、道路交通法において「軽車両」に分類されています。
ですから自転車にも「定員」があり、
それは道路交通法の57条によって
各地域の公安員会によって定められています。
具体的には各地域だいたい同じで、
自転車の二人乗りは禁止されていますが、
次の条件なら子供を乗せることができます。
- 運転者が16歳以上である場合
- 安全基準を満たしたチャイルドシートに6歳未満の幼児を1人乗せる場合
この2点を満たせば子どもを自転車に同乗させることができます。
法律上は6歳未満なら乗せられますが、
道路交通法の第63条で、
「子どもを自転車に乗せる場合には、
保護者は乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない」
とされています。
ですから、ヘルメットをかぶれるくらいクビが座った
10カ月くらいから6歳までが自転車にいっしょに乗れる期間となります。
電動アシスト自転車に子供を乗せるチャイルドシートの商品比較
大手ECサイトAmazonで人気のチャイルドシートを3点紹介します。
後ろの乗り用で、
年齢1歳(12ヶ月)以上6歳(72ヶ月)未満で、
身長115cm体重22kgまでの子どもが乗れます。
シート自体は2.7kgで子供を乗せないときには
買い物かごとして使えます。
シートベルトは3点式です。
こちらもAmazonで人気上位の
前乗り用のチャイルドシートです。
年齢:1歳(12ヶ月)以上4歳(48ヶ月)未満で
身長100cm体重15kgまでの子供が対象です。
シート自体は1.7kgと軽量で
運転の邪魔にならないのが特徴です。
シートベルトは2点式です。
後ろの乗り用で、
年齢1歳(12ヶ月)以上6歳(72ヶ月)未満で、
身長115cm体重22kgまでの子どもが乗れます。
衝撃吸収用パッドが付いたスライド式の
ヘッドレストと5点式シートベルトで
子供をしっかりホールドします。
子供を乗せない時はカゴとして使えます。
まとめ
電動も含めて自転車にチャイルドシートを取り付ける場合、
確認したいのが自転車の耐荷重です。
特に後ろ乗りのチャイルドシートは、
クラス25(最大積載量25kg)以上のキャリアと、
クラス25に対応した自転車に取り付けるようになっています(参考)。
そして転倒などのアクシデントに十分気を付けて
運転するようにしましょう。