子どもにとって反抗期は、大人になる準備期間で、
とても大切な時期です。
よく聞くのは、幼少期のイヤイヤ期、
そして11歳ごろから始まる思春期。
そして、小学校低学年に起こる中間反抗期です。
今回は、中間反抗期の特徴と原因、
親として子供への接し方についてお話しします。
中間反抗期の特徴と原因
中間反抗期は、だいたい小学校低学年によく起こるそうですが、
広い期間で5歳から10歳までのあいだに起こる場合もあるので、
個人差がありますね。
逆に中間反抗期というものは無かった子どももいます。
そしてこの時期の子どもへの接し方がとても大切で、
まず伝えたいのは、勝手にしなさい!知らないからね!
と突き放してしまうのは良くないということです。
親としても頑張り時なのです。
まずは、中間反抗期の特徴を見ていきましょう。
- 親に口答えをする。
- ことば遣いが荒くなる。
- 親の言うことを聞こうとせず、友達を優先する。
- 学校や習い事では良い子、家では態度が悪い。
- 屁理屈っぽくなる。
発言が大人びていたり、冷静に正論を言ってきたり・・・
当然ですが、イヤイヤ期とは全然違いますね。
素直に言うことをきく子だったのに・・・
子どもがこのような態度をとりだしたら、心配になりますし、
いちいち生意気に反抗してくると、こっちもイライラします。
中間反抗期にもちゃんと理由があって、
今までは親がすべてだったのが、
これからは自分で自由に行動しようと思い始めるからです。
そして小学校低学年ごろは、社会性が身につく時期でもあるので、
子どもは友達との関係を大切にしようと頑張っています。
友達とだってうまくいかない時もあります。
そこでの不安や葛藤で、知らないうちにストレスをためてしまい、
お家では荒れてしまう場合があるんです。
でもそれは、家では甘えられる、と思ってくれているから。
子に信頼されているからと言えます。
また冷静に物事をみるようになってきて、
自分自身で考えて決めたい。
親の意見は聞きたくない!
となってしまいます。
自立心が育っている証拠ですね。
複雑なきもちですが、喜ぶべきなのかもしれません。
もちろん今まで通り、
叱らなければいけない時は、叱りますけどね。
中間反抗期をうまく乗り切る方法と、子どもへの接し方
子どもの言い分を聞き、受け止める
いくら子どもが反抗してきても、いったん話を聞きましょう。
子どもは自分の意見を聞いてもらえて、
正しい時は正しいと認められると、
自分を大切にし、自己肯定感が育ちます。
指図ではなく、提案
こちらの思いを一方的に押しつけると、子どもは余計に反抗します。
「~にしなさい。」よりも、
「~のほうがいいんじゃない?」が良いです。
どうしてもしてほしくないこと以外は、好きにさせてみる
自分で考えて行動すれば、気持ちは落ち着くかもしれません。
失敗してもそれはそれでいい経験になります。
先生や、先輩ママに相談にのってもらう
学校の先生に、学校での様子を聞いたり、
先輩ママや、家族、友人にアドバイスをもらったり、
これは私の経験上、結構大事です。
何なら解決しなくても、
聞いてもらうだけでも少しすっきりするからです。
子どもと意見交換する
また、親と子どもで意見を伝え合って、
話し合って解決できる力を身につけることができれば、
子どもも自信がつきます。
子どもの気持ちが落ち着いてるときに、
ゆっくり話を聞いてみたり、
たとえ断られても、
お手伝いをお願いしたり、頼りにしたり。
読み書きが好きな子なら、お手紙交換を毎日してみたり、
会話するよりも通じあえるかもしれません。
まとめ
思春期の前に現れる、中間反抗期。
理由がわかれば、ちょっと頑張って子どもと向き合おう。
そんな気持ちになれます。
- どもと対等に接する。
- どもの目線になって、一緒に考える。
- 突き放すのではなく。受け止める。
少しでも参考になればうれしいです。