運動不足解消のために愛犬を散歩させますが、
愛猫の場合は同じやり方でいいのでしょうか?
実は猫を散歩させる、させないは
獣医の間でも意見が分かれる問題です。
愛猫が散歩を望むかどうかが何よりも大切!
ということを頭に入れた上で、
今日は猫の散歩のやり方について
一緒に見ていきましょう。
- 散歩の方法
- 散歩のメリット、デメリット
- 散歩に対する猫の反応いろいろ
ではまずは、散歩の方法から確認していきましょう。
猫の散歩のやり方
まずは散歩をする上で必要なことをお伝えしますね。
病気の予防
3種のワクチン接種をしましょう。
(猫ヘルペスウイルス、猫カリスウイルス、猫パルボウイルス)
ノミ、ダニ、フィラリアなどの予防
動物病院で処方される薬を飲ませてあげましょう。
避妊や去勢
野良猫との接触による望まぬ妊娠を避けるためです。
散歩ルートの下調べ
愛猫が安心して散歩できるルートを選んであげましょう。
工事現場など大きな音がする場所はないか、交通量は多くないか、
犬や野良猫がいないか、確認してあげてくださいね。
脱走対策
リードではなく、ハーネスをつけてあげましょう。
猫の頭は小さいため、首輪をすり抜ける可能性が高いです。
腕を通すタイプのハーネスが好ましいでしょう。
ハーネスのタイプについてはのちほど詳しくお伝えしますね!
ハーネスに慣れさせる
嫌がる愛猫を見るのは心苦しくなりますが、
ハーネスに慣れてもらいましょう。
まずは家の敷地内を歩くところからスタート。
十分に慣れてから下調べした散歩ルートを
歩かせてあげましょう。
では次は猫を散歩させるメリット、デメリットについて
見ていきましょう。
猫を散歩させるメリット
ストレス発散や気晴らしになる
爪とぎをしてストレス発散することもできますが、
いつも同じ景色を見ているのはやっぱり退屈ですよね。
散歩をすることで四季、風や自然の匂いを感じるなど
普段は得られない刺激を得ることができます
効率よく運動不足が解消できる
人間と同じで全く運動をしないでいると、太りやすくなります。
太ることによる病気のリスク、寿命が縮まるなど問題もあるので
可能なら運動させてあげたいですね。
猫を散歩させるデメリット
たくさんの危険がある
野良猫とのケンカ、脱走、交通事故、植物や化学物質による中毒、
病気、天敵(カラスや犬)との遭遇など、危険がいっぱいです。
とくに脱走をしてしまうパターンが多いようです。
うちの子は大丈夫!という思い込みは禁物ですね。
そんな脱走を防いでくれるのが「ハーネス」です。
先ほどもちらっと紹介しましたが、もう少し詳しくお伝えしますね。
散歩で使うハーネスの種類
ハーネスには大きく分けて3つあります。
首や胸周りのサイズをはかってあげた上で、
お好みのものを購入してくださいね。
ひもタイプ
動きやすくサイズ調整も簡単ですが、
散歩には不向きと言えるかもしれません。
ベストタイプ
服のように着せてあげるタイプなので脱げにくいです。
でも愛猫にとっては少し窮屈かもしれません。
ダブルロック
肩と胴の2か所で固定するタイプです。
仮に肩の部分が抜けてしまっても胴部分でしっかり固定できます。
散歩に対する猫の反応いろいろ
いざ散歩をするとなると、気になるのが猫の性格です。
好奇心が強い猫
見るもの全てに強い反応を示し、散歩は良い刺激になるでしょう。
散歩に消極的な反応を見せる猫
歩かなくなったり、動かなくなったり、逃げ出そうとしたりする子は
散歩をあまり望んでいないのかもしれません。
そんなときは無理をさせず、家の中で楽しめそうなことを
考えてあげましょう。
以下は家の中で楽しめることの例です。
参考にしてみてくださいね。
家の中で楽しめること
窓用ベッド
ベッドの側面に吸盤がついているので、窓にくっつけることで
家の中から外の雰囲気を楽しむことができます。
猫が隠れられるドームタイプやハンモックタイプなどが
ありますよ。ひなたぼっこもできますね。
キャットタワー
猫は高いところが好きですね。窓辺においてあげることで
高いところから外の景色を眺めることができます。
キャットウォーク
室内の壁を有効利用することで、外で散歩をしなくても
愛猫の好きなタイミングで運動不足解消が期待できますね。
まとめ
いかがでしたか?
猫の散歩について気になる点をまとめました。
何よりも愛猫が外の世界に興味があるのか?散歩をしたいのか?
愛猫の気持ちを最優先に考えてあげてくださいね。
散歩をさせてあげるときは、準備をしっかりするのを忘れずに。
愛猫と楽しい時間を過ごせますように。