バナナはおいしいだけでなく、
手軽で食べ応えのあるフルーツです。
栄養も豊富で、朝ごはんに食べる人も多いと思います。
以前、朝バナナダイエットなんていうものも流行ったくらいです。
しかし、買い物に行くとバナナは何種類か並んでいますよね。
ただブランドが違うだけでなく、産地もさまざまです。
また、バナナは生産地によって味や形などの特徴が違ってきます。
その特徴についてご紹介します!
バナナはフィリピン、エクアドル、台湾から輸入している
日本に売っているバナナは、フィリピン、エクアドル、台湾のものです。
中でもフィリピン産が一番多く、90%を占めています。
逆に台湾産のバナナは少なめです。
国産のバナナはあまり見かけませんが、
沖縄では家庭で植えていたりするようです。
さすが南国ですね。
これは島バナナや三尺バナナといわれるもので、
熟してから収穫するため、
輸入ものに比べて、さらに甘みが強くなります。
味がとても濃厚でおいしいですが、
価格は高めの設定です。
フィリピン産は一番ポピュラー
スーパーでもっとも見かける機会があるのは、
フィリピン産バナナです。
ジャイアント・キャベンディッシュという品種ですが、
フィリピンバナナとも呼ばれています。
バナナと聞いたとき頭にぱっと浮かぶ、
定番の大きめバナナです。
皮の色はきれいな黄色で、
これぞバナナ!という感じですね。
味はさっぱりした甘みを感じられる、
食べやすい品種になっています。
そして、たくさん市場に
出回っている種類なのでお値段は安く、
手に入りやすいですよ。
エクアドル産は世界で一番輸出量が多い
日本で一番輸入されているのはフィリピン産ですが、
輸出量の世界トップはエクアドルになります。
ぱっと見はフィリピンバナナと似ていますが、
フィリピンバナナよりも強い甘みで、
濃厚な味が特徴。
深みのある味わいを求めるなら、
エクアドル産をおすすめします。
甘いバナナを作るためには寒暖差が重要になりますが、
エクアドルでは昼と夜で10~15℃くらい気温が違うため、
糖度の高いバナナの生産が可能になっています。
また、エクアドル産の中では
グラネインという品種が多く栽培されています。
台湾バナナはレア!
台湾バナナは、フィリピンバナナよりも短く太め。
丸みがあってかわいらしい見た目をしています。
代表的な品種は、北蕉と呼ばれるもの。
味は濃厚で甘みが強く、
ねっとりとした食感が特徴です。
台湾バナナは流通が、
全体の1%ほどしかないため値段も高めですが、
バナナ好きなら一度は食べてみたいですよね。
そして、日本にはほとんど輸入されていませんが、
バナナの生産量で世界一を誇る国は、インドなのです!
ほとんどが国内で消費されるため、
輸出量が生産量の1%にも満たないとのこと。
台湾バナナに続き、流通が少ないなど
レアなものはついつい気になってしまいますね。
産地にかかわらず、バナナは栄養満点
バナナという果物は栄養がたっぷりです。
特に注目したいのが、カリウムの含有量が多いことです。
余分な塩分の排出を促進してくれるため、
高血圧の予防効果が期待できます。
また、むくみ防止にも良いでしょう。
食物繊維も多いので、
便秘改善にも効果があります。
カロリーは高めですが食べ応えがあり、
手軽にエネルギー補給ができるので、
時間のない朝にもぴったりですよ!
まとめ
産地によって特徴が異なるバナナ。
甘さや食感は人それぞれ好みが違うので、
機会があれば、普段食べない産地のバナナも
手に取ってみてくださいね。
また、産地だけでなく、バナナにはブランドもあります。
食べたことのないブランドのバナナにチャレンジしてみるのも、
新しいお気に入りを見つけるチャンスになりますよ。
健康にもよく、比較的日持ちする果物なので
普段家に置いておくのもいいかもしれません。
ぜひたくさんのバナナを味わってみてください。